毎日の仕事がとてもハード。
残業時間も毎日1時間以上あるけど年俸制なので残業代はなし。
おまけに他の薬剤師は仕事がいい加減で自分への負担が多い。さらには人間関係も微妙。
「こんな職場辞めてやる」
と思っていながらずっと飲み込んできたが、とうとう我慢の限界がきてしまい、衝動的に「もう会社辞めます」と言ってしまったあなた。
他の職場も決まっていないし、具体的な計画もない段階で辞めることを告げてしまったことを後悔してはいませんか?
しかしあなたのその判断は後悔する必要はありません。
今回はそんな勢いで退職を告げてしまっても全く問題ないことについて紹介したいと思います。
不満が溜まって爆発してしまった薬剤師の方。
辞めると言ったことを正直後悔している方は絶対に読んでください。
お金の問題は重要ではない
仕事を辞めて一番困るのは言わずもがなお金の問題になります。
失業保険を貰うにしても、自分から退職を申し入れた場合は3~4か月は失業保険は手に入りませんから、その期間は自分でお金を工面する必要があります。
ただしこれはあくまでも通常の企業の場合。
これが薬剤師であるならば、まず初任給がそこそこ高めに設定されている職場が多いため、余程浪費しない限りは数カ月はしのぐことも十分可能でしょう。
それに今の薬剤師業界において転職先が見つからずに手こずるケースはレア。
それなりの条件の求人ならば転職会社を利用すればすぐに見つかります。
ですから一番課題とされるお金の問題はほぼ問題にはなりません。
お金の問題は薬剤師にとってはさほど問題ではありません。
仮にあなたが薬剤師1年目でも転職先が見つからない事はまず99%ないでしょう。
どんな状況でも薬剤師は基本辞めない
どれだけ劣悪な環境でもいざ仕事を辞めると告げることは大変勇気が必要です。
その結果、辞めることをずっと告げれずに精神を病んでしまったり、1日の大半を嫌な気分で過ごさなければなりません。
長時間労働で安い給料で働かせ続けさせられる人もいるでしょう。
それに薬剤師の職場は転勤が少ない職場も非常に多いため常に同じメンバーで仕事をすることになりますので、薬剤師が転職を考える理由のNO1である「人間関係の問題」も一度こじれた場合は修復が難しく環境の改善も見込めないことが多いです。
いくらあなたが頭で今の職場を続けることのデメリットがメリットより大きいことを理解していたとしても、実際に行動に移せる人は1割もいません。
つまり仕事を辞めることを告げる事は頭で考えても無駄な場合がほとんどになります。
逆に頭で考えると辞める事よりも「辞める事によるデメリット」を考えてしまい、余計に辞めることを告げる事はできません。
しかし勢いで辞めると告げた場合、この場合は頭でじっくり考えたものではなく突発的に出した「あなたの意志」になるため、これほどベストなあなたの背中を押してくれるいいきっかけは他にはありません。
勢いで辞めると告げた瞬間にあなたが考えている事はただ1つです。
「今の職場で働くのが無理」といった感情しかありません。
一般的に勢いで辞めると告げる事は「熱くなってしまい冷静な判断ができなかった」と思われるかもしれませんが、実はこれは全くの間違いであり、我慢している今のあなたこそが冷静な判断ができていないんです。
つまり感情的になった時こそがあなたの本心なんです。
ただ、あなたが勢いで仕事を辞めると告げた時でも注意すべきことがありますので紹介してきます。
薬剤師が勢いで辞める際に注意するべきこと
勢いで退職を告げたとしてもその際には退職理由はあいまいにしましょう。
おそらく勢いで退職を告げる時のあなたは怒り心頭。辞めたい理由を延々と語りたいかもしれませんが、退職理由はあいまいにして「一身上の都合」とするのが吉です。
これを下手に理由を告げてしまうと、それを改善するために退職を取り消すように説得されるのが関の山。
最悪の場合、改善するとだけ言われて一向に改善されないケースもあります。
それにあなたが今の職場の愚痴を言うことは気持ち的にスッキリするでしょうが、辞める職場の文句を言ってもなにひとつ得をすることはありませんので、勢いで告げるのは「退職の意思」のみとしましょう。
あなたの目標は辞めると告げる事ではない
仮にあなたが勢いで「辞めます」と言ってしまったとしても、きっとあなたは勢いで退職を告げた後悔よりも内心ホッとした気持ちの方が大きいのではないでしょうか。
これまでたまったうっぷんを晴らす事ができたあなたはその事に満足してしまい、本当の目的である「仕事を辞めること」は二の次になってしまう可能性も大変高いです。
するとあなたが会社の経営者から「もう少しだけ力を貸してくれないか」と、退職するのを引き延ばされる事必至です。
そして退職を永遠と引き延ばされてしまいますが、あなたも一度辞めることを告げて満足していますので、会社の引き留めを受け入れてしまう事でしょう。
しかし絶対に忘れないでください。
あなたのゴールは仕事を辞める事です。
あなたは一時の感情で辞めると言ってしまったかもしれませんが、それはあなたの本心であり、今このタイミングで辞める以外のベストな選択はありません。
辞めた後の自由を想像する
あなたを含めて多くの薬剤師が
「勢いで辞めると言ってしまったけれど、これからどうしたらいいのだろう」
と考える事でしょう。
しかしあなたは勘違いしています。
これからあなたが考えるべき事は将来の不安に怯える事ではありません。
その感情は1ミリも必要ありません。
むしろあなたはこれから自由になるんです。
これまで我慢に我慢を重ねてきた毎日から卒業し、それでもなかなか辞めると言えなかったけれどそれもクリアした。
あとはあなたの思い通りに生きればいいんです。
言ったすぐ後は後悔しているかもしれませんが、結果的に絶対に良かったと感じるはずです。
明日から仕事がなくなって死んだ薬剤師は0人です。
あなたも仕事を辞めても絶対に死にませんし、また後悔も絶対にしません。
ぜひ辞めると告げた自分を肯定してあげてください。
実際に辞めるまでは不安もあるかもしれませんが、辞めた後は確実に心が軽くなっているはずです。
そして自由な生活を手に入れましょう。