新人薬剤師に告ぐ

薬剤師は自分で選んだ道だからと辞めれず悩んでいる人へ

 

薬剤師の仕事をしていく中で、ツラくて仕方がない・もう薬剤師を辞めたいと考える人は多いですが、それでも大多数の人が今の状況から抜け出せません。

ではどうして薬剤師を辞めれないと考えてしまうのでしょうか。

 

その理由の1つに「薬剤師は自分がなりたくて自分で選んだ仕事だから」という事が挙げられます。

しかしあなたが辞めたいと本気で考えているのであれば、そんなことは関係ありません。むしろ「自分が選んだ薬剤師の仕事だから」と自分に制限をかけてしまうことは、あなたの長い人生において大きな後悔に繋がってしまいます。ですから悩んで苦しんでいる薬剤師の方は参考にしてみてください。

 

薬剤師を目指す理由は安定

薬剤師になるにはまずは薬学部に進むことが大前提です。

するとあなたは高校生の段階で進路の選択として薬学部を選び、大学での実習や試験そして難易度の高い国家試験をクリアし薬剤師免許を手に入れました。

 

そしてその過程において、あなたはいつの間にか薬剤師として働くことが最終的な目標になる一方で薬剤師以外の選択肢を一切排除してきたはずです

 

他の学部の学生は大学3~4年の段階で銀行・証券会社・公務員など無数の職場を選んでいくことになりますが、あなたは高校生の時から薬剤師になるために薬学部を選んだことになりますから他の選択肢を選ぶ事はタブーとすら思えるでしょう。それはあなただけでなく、あなたの両親なども他の職業に就く事は全く想像・期待をしていないのではないでしょうか。

 

また、このご時世薬剤師になりたい理由として薬剤師免許があれば安泰だと考えて薬学部を選択した人も少なくないでしょう。薬剤師として働くことはさて置き「安定・安泰」を重視した結果薬剤師を選んだ場合もあると思います。また逆に薬剤師という働き方に魅了されて薬剤師を目指す人の方が珍しいかもしれません。

しかしそのような人でもまた、自分で選んだ道だからと他の選択肢を選ぼうと考える人は少ないはずです。

 

しかしよく考えてみてください。

 

よく知りもしない薬剤師という職業に就くために高校生の段階で一生の選択をする。

そして薬剤師として仕事に就く。

結果薬剤師が自分に合っていなかった。

 

これはおかしなことでも何でもありません。往々にして有り得る話しです

確かに薬剤師になりたくて薬剤師の道に進む選択をしたのはあなた自身かもしれません。しかしそれは高校生の時に決めた漠然としたイメージの仕事である薬剤師でしかなく、それを自分が選んだ道だからと言って、いざ現場に出るとイメージと違ったというのはむしろ自然な事と言えます。それでも自分を追い込むのは本当に正しいことなのでしょうか。

 

薬剤師を辞めたくても辞めれない理由

現在薬剤師を辞めたいと考えている人の多くが薬剤師の仕事自体に関してではなく、人間関係の悩みで辞めたいと言っても過言ではありません。

 

しかしあなたは今「人間関係の悩み」「薬剤師としての今後」を一緒に考えてしまっている状況です。ただこの2つはしっかり切り離して考える必要があります。

 

例えばあなたのことを嫌いな上司がいるとしましょう。その人はあなたがする事全てに文句を言ってくるはずです。本来ならばスルーしても良い様などうでもいい事まで、まるで重箱の隅をつつくようなものばかり。それはあなたを批難することが目的と化しています。

 

するとあなたは人間関係の問題に耐えながらも、薬剤師としての仕事上での指摘を余儀なくされることで、薬剤師の仕事全体に嫌気がさしている状態に陥ってしまっています。すると必然的に「自分は薬剤師に向いていないのでは?」と考えはじめ、それが仕事がツラい事と混同され自分に自信を失ってしまう境地に陥ってしまっていませんか?

その結果、自分は薬剤師に向いていないと考えてしまう一方で、自分で選んだ薬剤師という職業なのにそれから逃げるのは絶対に許されないと考えてしまい、身動きが取れない状況になっているケースが実は非常に多いです。

 

薬剤師を辞めたい時は取りあえず辞めるべき

ではそんな自分が選んだ道だからと辞めれない薬剤師はどうするべきかについて紹介していきます。

まずは一刻も早く今の職場を辞めることです。

後先考える必要はありません。まずは今の環境から逃げ出しましょう。

 

あなたは「自分が薬剤師以外の道を選んではいけない」という事が頭にありつつ、本気で薬剤師以外の道を考えた事はおそらくないはずです。それに今の仕事を続けていると毎日をやりきることでいっぱいになり、そんな余裕すらないでしょう。

しかしあなたが今やるべきことは新たに自分が進むべき道を選択することです。

 

これまでは高校時代に選択してきた薬剤師になるという道を進み、そして薬剤師になったわけですが、これからは今のあなたがどんな道に進むのか一度人生を再選択してみましょう。

もちろん再び薬剤師の道に進むでもいいですし、薬剤師以外の道を選んでも構いません。大事な事は今の状況を一度抜け出すことです。

 

どうして今の仕事を辞める必要があるのかと言いますといくつか理由がありますが、特に大きな理由としては、じっくり考える「時間」を確保するためではなく、自分が本当に薬剤師としてやっているのかじっくり客観的に考えるための「心の余裕をもつ」ことを重視するためです。

 

あなたは今正しい選択を出来る状態ではありません。しかし正しい選択ができない状況に身を置き続け、なおかつツラい毎日を過ごしています。これでは正しい判断など絶対にできません。

 

ですから一度仕事を辞めて、自分が薬剤師の道を選ぶか否か考えてみてください。

そしてその上であなたがやりたいこと、やりたくない事がはっきりしてくると思いますので、まずは今の状況から抜け出す事を最重要課題としてみてください。

 

もしそれでもあなたが「自分はもう薬剤師として働きたくない」と考えるのであれば、薬剤師免許を活かして薬剤師として働かない仕事は穴場なのでおすすめです。

あわせて読みたい
薬剤師辞めたい
薬剤師免許があっても薬剤師として働く必要性はありません薬剤師免許を取得すると薬剤師として働くことが当たり前です。 もちろんMRや大学に残り研究職として働く人もいますが、それらの職業を生...