一般的な転職理論について

薬剤師は転職回数が多いと不利になる!これが間違いってホント?

 

20代・30代の比較的若い薬剤師のあなたが、今いる職場が嫌で仕方がない時に言われるのが

「いくらでも働く場所があるんだからさっさとやめれば?」

という意見になります。

 

もちろんあなたもそんな事は重々承知なはずです。

しかしそれでもあなたを含めて多くの若い薬剤師は転職する事に抵抗を示してしまいます。

 

ではどうして今職場を辞める事ができないのか?

その大きな理由は「転職回数が多いと就職に不利になる」という事を信じているからです。

 

しかし安心してください。

転職回数で就職が不利になると考えて我慢して毎日働く事は全く持ってナンセンスです。

それならばさっさと転職した方が100倍マシです。

 

では、どうしてそこまで言い切れるのかを詳しく紹介していきたいと思います。

比較的若い薬剤師が転職回数で就職が不利にならない本当の理由を将来を見据えて紹介していきます。

今まさにつらい職場で悩んでいる薬剤師の方はぜひ参考にしてみてください。

 

薬剤師が転職すると不利になる理由

そもそも「薬剤師の転職回数が多いと就職で不利になる」というのはなぜでしょう。

おそらく経営者にこのようなイメージを与えてしまうからになります。

「どうせうちもすぐに辞めるのではないだろうか」

「すぐ辞める人はトラブルを引き起こしかねない」

このような意見がほとんどを占めると思います。

 

そしてその考えは正しいです。もし自分が経営者だとしたらそのように考える人も多いのではないでしょうか。

転職回数=退職回数

になりますのでそれを危惧する可能性も高いです。

 

それに実際にもし仮に2人の薬剤師が面接を行い、ひとりは転職経験が2回の薬剤師、もうひとりは転職経験が5回の薬剤師がいたとしましょう。

すると必然的に転職経験が2回の薬剤師を取りたいと思うのも納得するのではないでしょうか。

 

しかしながらこの考えには重大な欠点があります。

 

薬剤師の転職が多くても関係ない理由

大前提として薬剤師は現在売り手市場であり、正直求人を出してもなかなか薬剤師が集まらない状況が日常茶飯事です。

そんな状況において仮に転職の回数が人より多少多いとしても、それだけでせっかくの働きたいという意志を拒絶することはまずありません。

 

そして人が足りないというのは

「立派な薬剤師が欲しい」ではなくそれ以上に

「薬剤師免許をもった人材が早く欲しい」これが本音です。

 

もちろん問題を起こさない薬剤師であるに越したことはありませんが、そもそもそれを「転職回数」という不確定要素で括り、応募があった薬剤師を断るかと言えばまずありえません。

 

同時に複数の薬剤師の応募があること自体レア

では上で例を挙げた様な同時期に転職回数が2回の薬剤師と5回の薬剤師が就職を希望する事になったらどうでしょうか。

この場合は転職回数が少ない方が良さそうですよね。

 

しかしはっきり言ってそのケースはかなりレアケースになります。

大手調剤チェーンの新卒一括採用ならば話は別ですが、今は転職の中途採用の話しです。

 

転職の申し込みのタイミングが他の薬剤師とかぶってしまうこと自体、決して多いことではありません(あるとすればかなり人気な職場です)。

おまけに薬剤師としてのキャリアや年齢がかぶるってしまい「純粋な比較対象が転職回数だけ」という状況が起きるのであれば、それはもはや奇跡的な確率になります

 

ですから他の薬剤師と転職回数を比較するのは現実的ではないんですね。

 

薬剤師が転職回数以上に大切なこと

薬剤師にとって転職回数はゼロとは言いませんがそこまで重要ではありません。

それよりも遥かに大切なことがあります。

 

それはあなたが何をやってきた薬剤師かということ。

ズバリ端的に言えば「管理者の経験があったり薬剤師としてどんな武器があるのか」です。

これがあなたが転職回数以上に重視する事であり、また経営者も気にかける部分になります。

 

例えば転職回数がゼロの薬剤師と5回の薬剤師がいたとします。経験年数は同じとします。(もちろん仮にです。実際にこの状況が起きる可能性はかなり低いです)

しかし転職回数がゼロの薬剤師はずっとただの勤務薬剤師だったとします。かたや転職回数5回の薬剤師は複数回の管理者の経験があったとします。

 

すると薬剤師としてのキャリアを語る上で、どちらの方が優れているかと言えば言わずもがな後者の転職回数の多い薬剤師になります。

そしてそれは管理者経験という点だけではなく、多くの職場で培った薬剤師としての経験の面でも優遇されるでしょう。

 

つまりあなたが一番大切なことは転職回数を恐れて転職を躊躇することではなく、一刻も早く管理者の経験を経たり、薬剤師として認定薬剤師などの武器を身に付けること以上のものはありません。

いつまでも管理者になる未来が見えない場合は、そのまま年齢だけ中堅薬剤師になるとかなり危険ですので、この場合も早めの転職をおすすめします。

 

転職経験がない薬剤師はもはやデメリットでしかない

薬剤師が転職する上でもちろん人柄も大切です。

しかしそれを転職回数だけで図る事は不可能。面接でよほど問題がなければパスできます。

そして薬剤師にとって転職回数が少ない方が良いのかと言うと、それも逆にデメリットになります。

 

と言うのも転職経験が少ないというのは長く勤めることによりあなたの中で「常識」を形成している場合があります。

 

例えば「○○の時は~するのが正解だ」という常識があなたが経験した中で出来上がっている可能性があります。

しかし蓋を開けてみればそれが世間一般的に常識でないことも十分ありえる話しです。

もしあなたが100%正しいとしても、新しい職場ではそれが正しくない事すらあり得ます。

 

そんな時に転職経験がある人とない人では受け取り方が異なります。

いわばこれまでの概念以外を受け入れる耐性が備わっているんですね。

 

薬剤師が転職する上でトラブルを起こさない事はここで語る必要もないくらい非常に重要になりますが、その亀裂が入る一番のきっかけがこの「自分のやり方が正しい」という自信になってしまいます。

 

この対処を上手く行わない限り、「職場の人間関係」で問題を生んでしまうことになりかねません。

ですからある程度の転職経験は外の世界を見る観点からも必要な事なんですね。

 

つらい環境で働くよりも転職した方が100倍良い

転職回数は薬剤師にとってそこまで重要ではありません。

しかし中には「将来を考えたら絶対に後悔する。転職回数は少ない方がいい」と言われるかもしれません。

ただそのような時代になってしまったらそれまでの話しで、はっきり言って将来の事は分かりません。

 

「将来の事は分からない」と言われてあなたは「無責任だ」と思うかもしれません。

しかし絶対に言えることが1つだけあります。それは

今のつらい状況を我慢してまで不確定要素が多い将来のために数回の転職をためらうのは間違いなく損をしているという事です。

 

それこそ転職ができない未来がやってきたとしても、その時までにあなたが納得のいく職場に就いていればいいだけの話しで、さらに言えばどこでも働き手がある様に薬剤師としてのスキルアップを行った方が遥かに未来は明るいです。

 

「転職すると将来に不利だから」という消極的な理由で苦しむならば積極的に良い職場を探し自らのスキルアップに専念しましょう。

その方が間違いなくあなたのためになります。

 

もし今の職場がつらいけれど転職経験を1回でも減らしたいと考えている薬剤師の方はさっさと転職してください。

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今の環境を改善して自分が働きやすい職場を探し、少しでも早く一人前の薬剤師として働けるように努力をする。

これが一番のリスクヘッジになり、転職することであなたのツラい現状は改善します。

しかし逆を言えば転職しない限り今の苦しみは続くことになります。

 

つまりあなたには辞めるという選択肢しか残されていませんので、今すぐ前向きに転職を考えてください。