新人薬剤師に告ぐ

「自分は薬剤師に向いていないので辞めたい」と考える人へ

 

調剤・監査ミスを繰り返す。

薬の知識を問われても答えられない。

何度言われても同じミスをする。

周りに感じる劣等感は計り知れない。

自分は能力のない薬剤師。

 

自分は薬剤師に向いていないので辞めたい。

あなたは今そう考えていませんか?

 

しかしあなたは現状を不幸と感じていると思いますが

むしろ「良かった」と考えるべきです。

 

なぜならあなたは人生で訪れるかも分からない、薬剤師としてのターニングポイントに早い時期に出会えたからです。

 

今回はそんな自分が薬剤師に向いていないと考えてしまうあなたが、この大事な時期に何をすべきか紹介していきます。

 

薬剤師はみんな努力しない

仕事において明確な目標やゴールがない人がほとんどです。

特に薬剤師にとっては目標やゴールは存在しない人の方が圧倒的大多数です。

 

ほんの数カ月前までは薬剤師国家試験合格という明確な目標があったにも関わらず、そこを人生のピークにしてしまう人も少なくありません。

つまり薬剤師になった途端に本気で努力する事を忘れてしまうんです。

 

しかし薬剤師としてあなたが本気で努力しなければならないのは

明日でも来週でもなくまさに今。

この瞬間からいかに頑張れるのかがあなたの薬剤師として非常に大切になってきます。

 

今頑張れないと一生頑張れない

調剤ミスを繰り返してしまう。

監査ミスを繰り返してしまう。

言われた事ができない。

薬の質問に答える事ができない。

あいさつができない。

 

今あなたができない事は山ほどあるはずです。

もちろん薬剤師1年目であるならば仕方がない部分もあるかと思いますが、それでも自分は薬剤師に向いていないと感じてしまう人も多いでしょう。

 

そもそも、その「できないこと」を出来るように努力するのが薬剤師1年目のあなたに必要な事ですが、残念ながらこの当たり前の事ができない薬剤師は山ほどいます。

なぜなら本気で努力することを忘れてしまったからです。

 

そしてそんな当たり前の事ができないまま薬剤師を続けていると、いつか必ず挫折してしまいます。

あなたが感じているのはまだ挫折ではありません。

本当の挫折はもうしばらく先になることでしょう。

 

しかし挫折をしないためにあなたが今やるべき事は

たった1か月だけ死ぬ気で努力することなんです。

何も1年間ずっと努力する必要はありません。
たった1か月で良いんです。
1か月だけ本気で「自分ができない事」に向き合って改善する努力をしてみてください。

 

世の中には2種類の薬剤師がいる

薬剤師には大きく2つのタイプがいます。

それは「できる薬剤師」と「できない薬剤師」です。

 

日頃から勉強し自己研鑽を欠かさない事が実を結び「できる薬剤師」の人もいれば、努力しなくても「できる薬剤師」の人もいます。

一方で日頃から勉強しているのに「できない薬剤師」もいれば、努力しないため「できない薬剤師」の人もいます。

 

ここで一番問題なのは努力する事が出来きない「できない薬剤師」になります。

できないのに努力もしない。

最悪の組み合わせで信じられないかもしれませんが、残念ながら今のあなたはこれに分類されます。

 

「自分は毎日勉強している。だけどダメなんだ」と主張するかもしれませんがそれは違います。

もし何となく家に帰って1時間ほど勉強してそれを「努力」と呼ぶのであればそれは間違いです。

 

薬剤師になってまだ日の浅いあなたは紛れもなく

「絶対的な努力が足りない」「経験も足りない」ただのできない薬剤師なんです。

 

自分が薬剤師に向いている向いていない以上にあなたができない薬剤師なのは当たり前です。

出来ない新人薬剤師に足りないのは圧倒的な努力量です。
薬剤師に向いているとはまた別問題になります。

 

あなたはまだ何もしていません。

 

それを個人の能力にすり替えて自分を向ていないと悲観するのは簡単なことです。

 

だからあなたがすべきことは1か月だけ本気で努力してみる事です。

たった1か月間だけでいいので、必死に努力してみてください。

 

1か月努力するということの難しさ

夜の時間は全て薬の勉強に充てる。休日ももちろん国家試験並みに勉強する。

そこでは薬の知識だけでなく薬の棚の位置を暗記したり、調剤ミスをする可能性が高い処方を全て頭の中に入れておく。

やるべき事は沢山あります。

それを1か月間だけ本気で努力してみてください。

 

もしそれでもダメならばあなたは薬剤師に向いていません。

しかしあなたが1か月本気で頑張れたならば「できない薬剤師」であり続ける事は絶対にありません

 

なぜならあなたは薬剤師という職業の中で本気で努力する事ができたからです。

例えたった1か月だとしてもです。

 

もしかしたら1か月頑張っても今の職場では通用しないかもしれません。

そこには単にあなたの能力の問題だけでなく「人間関係」などの複雑な要素も影響してくるケースもあるでしょう。

 

しかし仮にあなたが転職する事になったとしても、1か月本気で努力できた事はこれから薬剤師として働く上で一生の財産になります。

 

でも1か月本気で努力するのは相当大変です。

明確に点数で評価されたりゴールがある事ならばいざ知らず、自分で課題を見つけて学び続ける。
見方を変えれば「別に努力しなくても明日を迎える事ができる」あなたにとって1か月も努力を注ぐ事は想像以上に困難です。

 

ですからもし1か月だけ本気であなたが努力できたのであればもう安心です。

あなたの意識の中には「薬剤師として学ぶべき姿勢」が一度作られています

 

これが生む差は「昨日のあなた」と「今日のあなた」を比べても大した差ではありません。

しかしこの差を続けた時にあなたは全く別の人間になっているはずです。

 

あなたを変えるターニングポイント

自分は薬剤師に向いていないと考えるあなたは不幸ではなく幸せだと思います。

 

下手に緩い職場に入ってミスしても許されてしまい、それに慣れてしまっていざ外の世界にでると「できない薬剤師」のレッテルを貼られて絶望を感じてしまう100倍マシです。

 

そして幸運なことに今ならあなたはどちらにも転ぶことができます。

 

このままできない薬剤師でいるか、自分が納得のいく薬剤師になるか。

これはあなたが決める事です。

 

ですから今あなたが落ち込む必要はこれっぽちもありません。

薬剤師に向いていない人など絶対にいませんので、取りあえず1か月だけ本気で努力してみてください。