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薬剤師が辞めたい時に感じる不安の理由!非常識な解決法はこれ!!

 

薬剤師はいくらでも職がある仕事です。

あなたの住んでいる地域にも沢山の求人が出ていることでしょう。

 

そうするとあなたが「仕事がつらくて辞めてしまいたい」と鬱になるくらい悩んでいたとしても必ずこう言われます。

 

「せっかく薬剤師の免許があるのだから今の環境から抜け出せばいい」

「どこでも働けるでしょ?他にも色んな職場があるはず」

 

と言った様な無理に同じ職場で働き続ける必要はないと言うアドバイスです。

しかしいくらそう言われても大半の薬剤師は仕事を辞めることができません。自分の限界の手前、もしくは限界を通り越してしまうケースもあります。

 

ではどうしていくらでも職がある薬剤師がつらい環境から抜けだす選択肢を選ばず、鬱になる一歩手前まで働き続ける選択肢を選んでしまうのでしょうか。

 

その理由はずばり「不安」「自信を失っている状態」だからです。

 

そこで今回はどうしてその「不安」と「自信を失っている状態」が起きてしまうのか、そしてどうすれば自分を客観視して辞める判断が付くのかと言う事について紹介していきたいと思います。

つらい環境にいる薬剤師の方はぜひ参考にしてみてください。

 

どんなにつらい環境でも薬剤師が辞めれない理由

不安で仕方がないため

あなたが辞めたいと思った時に考えるのが「経歴に傷が付く」と言った不安です。特にこれは薬剤師になって1~2年の比較的若い薬剤師からよく言わるものになります。

ただ実際は経歴に傷が付くことを本気で悩んでしまい、辞める事に二の足を踏んでいる人は少ないのではないでしょうか。

 

つまり将来の不安を考えるよりも重大なことが「今この瞬間が不安で仕方ない」ためです。

 

本気で辞めたいと考えている状況においては「ほかの選択肢もあるよ」と言うアドバスは正論だとしても全く心に響きません。

なぜなら今のあなたの心理状況は「異常」だからです。

 

どう異常なのかと言えばあなたは無意識のうちに今のつらい環境でさえもホームと思っているからです。そして仕事を辞める事は「今のツライ状況から抜け出せる」ではなく、ホームからアウェイになることで目に見えない多くの「不安」を感じてしまっているためになります。

この精神状態が異常な時に感じる様々な不安がくせ者であり、よく考えてみると大した事ではない不安でさえも過度に受け取ってしまう心理状態にあります。

そんな不安に押しつぶされそうな状況がさらに不安を生んで、結果辞める選択肢を放棄してしまうのです。

 

不安は思考をネガティブにする

ではどうして不安を感じてしまうのか?

それは不安は挙げればいくらでも出てくるからです。

 

「もし転職しても今の状況になったらどうしよう」「辞めた後も自分は薬剤師としてやっていけるのだろうか」「もうミスはしたくない」「またいじめられたらどうしよう」

そんな不安が次々と出てきます。

 

それにあなたは今それらを乗り越えるための自信を失っている状態です。

つまり考える事は全てネガティブに捉えてしまいます。

 

また純粋に辞めること自体にも相当のエネルギーを消費します。いざ辞めるとなるとそれを伝える勇気、受理されるか否かの問題、辞めるまでの自分の置かれた立場、そんな事を考えてしまうと不安だけでなく迷いも生まれてしまいます。

 

つまりあなたが辞める時には目に見えない多くの「不安」を抱えつつ、辞めるための強いエネルギーを必要とする状況になります。

そうなると行動に移すのは相当に困難であり、それならば今の最悪な環境ですらも「ホーム」と考えてしまい、限界まで今の職場に居続けてしまうのです。

 

薬剤師が正しい判断をするための方法

では今辞めようか迷っている時はどうすればいいのでしょうか。

 

それはズバリ明日仕事を休みましょう

 

その理由を紹介していきます。

不在の状況を作る

まず1つ目はあなたがいない状況を作るのが目的です。

つまりあなたが休むことで「あなたが辞めた時のリアルな状況」がその時職場で作られている事になります。

 

もしあなたに対して理不尽な対応をとっていたスタッフがいた場合にはおそらくあなたの心情を察する事になるでしょうし、あなたが急に仕事を休むことは周りのスタッフに何らかの影響を与えます。

またもともと人員が足りない状況ならば、やはり人員の補充が必要だと経営者の考えを変えるきっかけにもなります。

もしあなたが他のスタッフから「急に休まれて迷惑だった」等と言われる場合にはその日のうちに退職届を書いて翌日朝いちばんに提出しましょう。

 

自分を冷静に見つめなおす

自ら急に休む場合は自分の時間ができます。

今は残念ながら冷静な判断ができていない状態です。そして冷静な判断を下せるのは今の環境に身を置きながら考える事はできません。

ですから自分の時間ができた時にこそ、本当にこのまま自分は今の職場で働くべきなのか、それともまた違う道を探すのか考え直してみてください。

 

仕事を休むことに抵抗がある薬剤師の場合

責任感の強いあなたは「そんなことできない。自分がいないと職場が回らない」と考えるかもしれませんがその必要はありません。

それはあなたの問題ではなく経営者側の問題です。それにあなたがいなくても幸か不幸か仕事は絶対に回ります。

 

また「社会人が自分の都合で勝手に休むのは非常識だ」と思われるかもしれませんが、この場合は自分の娯楽のために休むズル休みとは訳が違います。あなたもそして周りのスタッフも自分を見つめなおすためのきっかけに過ぎません。「いつか休む」ではなく明日休んでください。

 

薬剤師は辞める前に休むべき

仕事を辞める時のイメージは「前に進む」のではなく「後退する」と考える人が多いです。当然ながらそれは辞める理由によりますが、ネガティブな理由で退職する人の方が多いでしょう。もちろん辞めることは後退ではありませんが、今のあなたの心理状態では辞めることをポジティブに捉える事は難しいと思います。しかしこれを放って置いたら取り返しの付かない事になる可繋がる可能性も決して低くはありません。

 

実際に2016年には薬局勤務の従業員が自殺したニュースも取り上げられました。

「閉鎖的、逃げ場なく」薬局で「パワハラ自殺」遺族提訴へ 大阪

 

「自殺するくらいならば仕事を辞めれば良い」と誰もが理解していることです。しかし当事者は異常な精神状態と不安によって仕事を休むことすらも難しかったのでしょう。

 

あなたの今の悩みは「少し嫌な事があって仕事を休む」程度の悩みではないはずです。

実際に私が仕事を辞めようか悩んでいた時も、とにかく言葉に表現できない不安をずっと抱えていました。しかしその不安の原因を時間をかけて紐解いていくと結果的にそれらの不安は「不安でない」事に気付く事ができました。

ですからいきなり辞める勇気は持つ必要はありません。

まずは休む勇気をもってください。

それによりあなたの心はずっと楽になるはずです。まずは明日仕事を休んでみてください。