薬剤師の中にも本気で働きたくない人も当然います。
理由は何であれ様々な理由で働きたくないと考える人、もしくはずっと働きたくないわけではありませんが、時折働きたくない欲求を抑えられない薬剤師も多いのではないでしょうか。
しかしそう言う訳にもいかず皆さん毎日我慢して働いていると思います。
そこで今回は働きたくない薬剤師の本音をくみ取った解決法を紹介したいと思います。
もし働くことに嫌気がさしている薬剤師の方はぜひ参考にしてみてください。
目次
仕事に疲れた薬剤師・働きたくない薬剤師
働きたくない薬剤師のエピソード
【年齢】26歳
【職場】薬局
【年収】450万円
【休み】普通
【人間関係】問題なし
【備考】怠惰な性格
薬剤師2年目。
薬局に就職して仕事にも慣れてきたがもともと向上心がない性格で、大学時代は遅刻や授業の代返は当たり前。
勉強も好きではないので1度国家試験にも落ちている。
しかし無事に卒業しなんとか薬剤師になったのだがモチベーションが上がらない。
このままなんちゃって薬剤師で人生を乗り切るつもりなのだが、それでも最近どうもやる気が起きない。
原因は良く分からないが人間関係も良くない。
正直薬剤師を辞めたいというより働きたくない。
薬剤師に疲れた・働きたくない大きな理由
薬剤師が働きたくないと考える理由は様々ですが、「薬剤師と言う仕事に興味を失っているから」と言う理由よりも「なんとなく働きたくない」「職場の人間関係がツライ」と感じる人はかなり多いです。
あなたも薬剤師の仕事がつまらないからというよりも朝起きて出勤し仕事をこなして帰宅する毎日のサイクルに疲れていたり、毎日毎日嫌な人と顔を合わせるのがツライと感じているのではないでしょうか。
多くの人が仕事に行きたくないと考えながらも、それでも毎日働く事が当たり前の世の中においては、きっと本心であなたのことを理解してくれる人はいないでしょう。
もちろんあなた自身も頭では分かっていても、毎日働くことに耐えれない瞬間がまさに今。他人には理解しがたい事かもしれませんが、あなたにとっては切実な悩みなはずです。
仕事に疲れた薬剤師の選択肢は3つ
働くモチベーションは職場環境では変わらない
あなたのやる気に火をつける方法として「違う職場に転職してやる気を出す」と言うのはあまり効果的ではありません。
と言うのも確かに環境によっては人は変わります。しかしそれは一時的なカンフル剤であり、それを持続させる事は不可能です。やはりそれに耐えうる何かしらのモチベーションがない「働きたい」と言う気持ちにさせるのは難しい話しになります。
そもそもあなたが「環境を変えて自分を変えたい」という強い意志をお持ちであるならば、現状やる気が全くない状態ではないはずです。おそらく何らかの目標を見つけて働いているでしょう。
薬剤師でもやる気がなくても良い
たとえあなたにやる気がなかった場合
薬剤師の仕事を疎かにしたり、周りのスタッフに迷惑をかける
これらには十分注意しましょう。もしあなたのやる気のなさが伝染してしまい、周りに悪影響を及ぼすのであればさっさと退職した方がいいでしょう。
ただ逆を言えば表面上の仕事だけをしっかりこなしていれば無理にモチベーションを上げる必要はありません。仕事に対するスタンスは人それぞれなのですから。
・薬剤師でもやりがいはない
・薬剤師でも仕事がつまらない
・薬剤師でも真面目じゃない
それでも全く問題ありません。薬剤師と言えどもただのサラリーマンです。
薬剤師は常に医療従事者であるべき姿勢を求められがちになります。ただそんな事は全く気にする必要はありません。
そもそも仕事はつまらないものです。薬剤師全員がやる気100%で仕事を楽しんでやっている訳がありあません。表立って主張する人は少数派ですが、モチベーションが低く薬剤師をやっている人もごまんといます。
ですから他人と比較せず「適当に働く」と言う生き方を探してみましょう。あなたも自分が薬剤師だからと言って、働きたくない場合はモチベーションなど無理にあげずにダラダラ薬剤師をしましょう。
働きたくない時は働かない選択肢もある
いくら自分を奮い立たせてもやる気がない
周りにも迷惑をかけるわけにはいかない
人間関係に疲れてしまってもう何もしたくない
こう言った状況にぶち当たっている場合には一度レールを降りてみてはいかがでしょうか。
働きたくないから仕事を辞めようと考える事は、誰かに迷惑がかからない限りは決して悪い事ではありません。
薬局に就職していれば最初の1~2年でも多少は貯金もあるかと思いますので、自分な好きな事・やりたい事が見つかるまで自由に過ごすのもまた人生です。理由なく何もしないのもまた良いものです。必要に迫られるまでのんびり過ごすのもアリだと思います。
それに働いていない間に何か没頭できる趣味ができ、そのために働いてお金を得る目標が出来たり、薬剤師に直接的に関係しない仕事に興味が湧いたりするかもしれません。
また別に「薬剤師免許があるから仕事が薬剤師」と決まっているわけではありませんので、興味を惹かれる事に触れるための大事な時間ができる可能性もあります。
そして何よりいざ就職しようとしても就職できるのが薬剤師の強み。
しかも年収も初任給から高く、いつでも働く事が出来てなお且つ継続勤務の重要性が低い薬剤師という仕事はまさにあなたのためにある様なものです。これが新卒サラリーマンで大企業に入社してしまった場合なら悲惨です。あなたは簡単に仕事を辞める事はできないでしょう。
超短期間勤務で働く
あなたが無理に歯車の1つになる必要はありません。
ただ最低限の歯車になるのも1つの選択肢です。
そもそも「働かなくても良いと言ってもさすがに世間体がある」と考える人が大多数だと思いますが、そんな時は最低限だけ働く事を推奨します。最低限でもそれなりの収入があり生活できるのが薬剤師のストロングポイントです。
ではどうやって最低限だけ働くのかと言えば転職して正社員ではなくパートで働くことをおすすめします。心機一転、違う職場でパート薬剤師として働きましょう。
パートになると以下のメリットがあります。
・残業時間ほぼなし
・週5で出勤が当たり前じゃない
・遅く出勤して早く退勤できる
・急な休みも受け入れて貰えやすい
・責任感が違う
はっきり言って働きたくない薬剤師にとってパート薬剤師はピッタリな働き方です。
そして転職する際の裏ワザとして大切な事は「パート募集をしてない職場も選択肢に入れる」と言う事です。
と言うのも多くの求人は正社員が中心になります。パート募集を表立って行っている求人数はガクッと減ってしまいます。すると必然的に働く場所は狭まってしまいますし、それを探すだけで疲弊してしまうことでしょう。
ですからそんな時は必ず薬剤師転職サイトを利用して隠れパート募集の求人を紹介してもらいましょう。
そしてその際は薬キャリを利用する事を推奨します。
薬キャリの担当者に「できるだけ短時間勤務、週3日程度で働ける職場を探しています」とだけ告げてください。必ず希望にあった職場を紹介してくれます。
薬キャリはそもそもの求人数が多く、担当者もプロの方達なので正社員募集からパートとして働ける職場を必ず見つけてくれます。また薬キャリは派遣薬剤師も扱っていますので期間限定で働く求人も紹介してくれて一石二鳥です。
ただ担当者によってはハズレの場合もゼロではありませんので、もう1社求人数で引けを取らないリクナビ薬剤師も併せて利用すれば間違いありません。ただ個人的には上の薬キャリをまず登録してから、それでもめぼしい求人がない時にサブとして登録するくらいの認識で良いと思います。
もしあなたが働いている状態だとしても転職サイトを利用して情報を収集することを推奨します。特に「本当に正社員じゃなくてパートの求人があるのだろうか」と不安な人は今のうちにぜひ利用してみてください。
働かないことを周りに否定されても気にしない
ただしもし両親や友人や恋人があなたの選択肢を望まないという事もあるかと思います。
あなたが薬剤師になるのを支援してくれた家族や、今のあなたを支えてくれた友人や恋人の意向に逆らうのは気持ちのいい事ではないかもしれません。
しかし大げさに考えてはいけません。おそらく周りはあなたが「一生働かなくなったらどうしよう」と言うことを危惧しているため、レールを降りない様に説得しています。
ですからあなたが行うべき事はに「仕事をしないのは今だけ」と言う事を力説して説得しましょう。現にあなたが死ぬまで働かない可能性は1%もありませんので、取りあえず今辞めるために説得してみてください。
ただもし家族を説得出来ないで仕事を辞めれないと言う場合があったとします。しかしその場合も金銭的に独立していることと、何かやるべき事があって働かない旨を伝えて親を安心させてあげるようにすることで、あなたが働かなくても済む環境を作る事が可能です。もちろんパート薬剤師として働くのも選択肢になります。