薬剤師が仕事を辞めたいと思う理由のトップが人間関係の問題となります。
そしてあなたも人間関係で悩んで転職を考えている薬剤師の1人だと思います。
ただ薬剤師の人間関係問題と一口に言っても色んなパターンがある中で、どの人間関係の問題だとしても「ある共通の理由」があります。
そこで今回は薬剤師の人間関係問題に焦点をあてて、どうしてあなたが人間関係に悩むのか、そしてその解決法を紹介していきたいと思います。
もう二度と人間関係で悩みたくない薬剤師の方はぜひ参考にしてみてください。
目次
薬剤師の人間関係問題あるある
●薬局内の雰囲気が最悪
お局薬剤師がいるため常に薬局内がピリピリしており雰囲気が悪いです。些細な事で激怒するのは当たり前。おまけに仕事をしないくせに何をするにもお伺いを立てないといけません。このプレッシャーがツラいです。
●女性ならではのドロドロした人間関係
薬局の従業員(事務を含め)全て女性の職場です。目には見えないドロドロした戦いが繰り広げられています。うちの従業員はみんなプライドが高く常にマウント合戦になっており、表立ってあれこれ言い合う事こそありませんが気が休まりません。
●すぐに悪口を言う
私の職場は常に誰かの悪口を言っていないとどうにかなるらしく、常に誰かの悪口を言う事が日課になっています。私はその中に加わりたくもないのですが狭い職場であるがゆえに我関せずとはいきません。
●薬局内でのいじめ
薬局の薬剤師と事務にいじめられています。何をするにも仲間はずれです。せめて仕事中はと思うのですが仕事の最中でも複数人から文句を言われます。もし自分が間違えた時には激しく注意されるのに他の人のミスは軽くスルーされています。
薬剤師が辛い人間関係で悩んでしまう共通の理由
あなたが周りに必要とされていないから
薬剤師の人間関係の問題は様々です。しかしある根本的な理由が存在します。
その理由は何かと言うと
あなたが必要とされていない人間だからです。
これがどういうことか解説していきます。
もしあなたが転職するとします。すると転職先の薬局や病院などから間違いなく「ぜひうちに来てください」言われます。しかしこれには大きな罠が存在します。
と言うのもあなたは多くの企業から就職することを望まれていますが、あなたの就職を本気で望んでいるのはその会社の人事担当や会社の経営者になります。
ただ、よく考えてみてください。
あなたが来てくれることを本当に望むべきなのは現場で働いている薬剤師のはずです。いくら人事担当や経営者があなたの就職を望んだとしても、もし現場の薬剤師があなたが入職することを良く思っていない場合は人間関係で問題が生じる可能性が格段に跳ね上がります。
もし個人経営の薬局を1人で回している薬局が薬剤師の募集をかけたとします。そこでもしあなたが一緒に働くとして、あなたはいじめを受けるでしょうか?まず受けませんよね。おそらく「辞めてもらっては困る」と丁寧に扱ってくれるのではないでしょうか。
ですからあなたが嫌われる一番の理由はあなたが必要ないからと言う事を決して忘れてはいけません。もちろん「薬剤師として劣っているから云々」の話しではありません。そのような事は一切度外視してあなたを不要と考えています。
そしてあなたはそのような職場でずっと働き続けて何か良い事があるのかと言えばきっとありませんよね。「辞めたら経歴に傷かつく」なんてくだらない理由で悩んで人間関係に疲弊してまう程残念な事はありません。
人の性格はすぐには変わらない
ひょっとしたらあなたにも人間関係を悪くしてしまう原因があるかもしれません。
ただあなたが余程人間的に歪んでいなければ、いくらでも働く場所はあるはずです。
そもそもあなたは最低でも24歳以上になるわけですから、そこまで生きてきた人間の性格はそう簡単に変えれるものではありません。仮に「やっぱり自分に問題があると思う」と自覚のある薬剤師は後で紹介しますがいくらでもピッタリな職場があるため、無理して合わない職場を我慢するより遥かに建設的だと言えます。
限界を感じた薬剤師がやるべきこと
いつまで我慢するかを明確に定める
あなたは今我慢している状態です。毎朝仕事に行くのが憂鬱で仕方ないと思います。
しかしそんなあなたに1つだけ確実に言える事があります。それはいつか絶対にあなたは今の職場を辞めると言う事です。あなたが今の職場で定年まで働き続ける確率はほぼ0%。それならば正直いつ辞めようが問題なく、むしろ1日でも早い方がいいに決まっています。
ただなかなか辞めれないのが人間です。人間関係がツライ薬局だとしても孤立していたとしても不満が沢山あったとしても辞めるためには大きなエネルギーを必要とします。
ですから個人的に提案するのは期限を明確に決めてそこまでやるべき事を定めておく方法をおすすめします。
例えば今ある薬局の薬の知識を一通り1カ月かけて必死に勉強する。それが終わったらきっぱり辞める事を伝えるというような感じです。
終わりは決めないと終われません。取り返しがつかなくなる前に自分で少しでもポジティブな目標を見つけてから辞めましょう。
自分にも原因がないか客観的に見つめ直す
もしあなたにも人間関係がこじれる原因がある場合「なにがいけなかったのか」「どうすればもっと人間関係がよくなったのか」を真剣に考えてみてください。
上でも言いましたが人間の性格などそう簡単に変える事はできません。しかし人間関係を円滑にするために地雷を自ら撤去する努力は必要になってきます。
仮に転職する事になったとしてもそこで見つめ直したことは必ず次に生きてきます。今日から1つでも良いので自己嫌悪に陥らない程度に客観的に自分を見つめ直してみてください。
並行して転職先を見つける
辞める時期を定めた際に一緒に行うべき事は転職活動です。そして人間関係に疲れている薬剤師においては辞める前から転職活動を行うべきです。
と言うのも人間関係で悩んでいると「自分は必要のない人間なのかも」「この先薬剤師としてやっていけるのだろうか」「もう薬剤師をやりたくない」とかなりネガティブな思考になりがちです。
しかし転職活動をすると分かりますがあなたを必要とする職場は非常に多いです。ベタなCMみたいで申し訳ないですが、本当に薬剤師の働く職場は多く存在するため、今1つの人間関係が悪い職場で働き続けるのが勿体ないとすら思えてくるでしょう。
別にすぐに転職しなくていいんです。前もって転職活動を行えばそれだけ良い求人の情報も手に入ります。ですから転職活動は平行して行いましょう。
薬局の雰囲気がいい転職先4選
ではここでは人間関係で悩む薬剤師に具体的なおすすめの転職先を紹介します。
経営者が管理薬剤師
まず経営者が管理薬剤師である場合はハズレの可能性が低いです。
この場合は経営者プラスバリバリのプレイヤーであるため、あなたが働いてくれる事を心から望んでいる職場と言えます。
逆に雇われ管理薬剤師の場合は要注意ですが、中には現場の人間全員があなたの事を歓迎してくれる事もありますので、いずれにしても見学は必要です。
一人薬剤師(病院・薬局・ドラッグストア)
そして2つめは一人薬剤師です。
1人薬剤師の場合は人間関係で悩む必要はありませんので、一人でやれる自信がある場合は率先して一人薬剤師も視野に入れてみてください。
この場合のポイントとして調剤薬局だけでなく、病院やクリニックなどまで視野を広げて探してみましょう。案外病院の1人薬剤師はそもそも多くを求められない事も多いためおすすめです。
まずはパートとして働いてみる
1つの職場で8時間・週5日働くと、その狭い人間関係で次第に嫌な面ばかりに目が行ってしまう人も少なくありません。
そんな場合を回避するために初めから正社員でなくパートとしてスタートするのもアリです。そして慣れてきたら正社員に移行してもらう方法もあります。
というのも実際に働いてみてひどい職場だった場合でも辞める際にパートならばそのハードルも少しだけ軽くなります。
実際に薬剤師の場合1つの職場で週に32時間以上働けば社会保険に加入する事も出来て十分な給料を貰える事もできるため、転職先の人間関係に自信がない人は石橋を叩いて渡るのも良いでしょう。
「途中から正社員になるってそんなワガママ通るの?」と思うかもしれませんが、現在薬剤師は人手不足で確保に難しい時代ですのであなたが正社員になる事は歓迎される可能性も決して低くありません。
番外編:薬剤師として働かない
「もう薬剤師として働くのは絶対に嫌だ」と感じている人もいるかもしれません。そしてそれはそれで全く問題ないと思います。
薬剤師免許はあくまでもただの資格ですからそれを使わない働き方も尊重されてしかるべきです。
薬剤師が人間関係で悩むのは仕方ない
薬剤師が人間関係で悩むのは仕方がありません。大してよく知らない職場に入ってしまった挙句に狭い組織で働くわけですから、人間関係に問題が一切起きないことの方が奇跡です。
ですからあなたの数回の転職はむしろ自然な事であり、大切な事は次こそは人間関係に悩む職場で働かないようにする事です。
いくらあなたに非がないとしても繰り返し転職する事は決して良い事ではありません。ですからぜひあなたを必要とする職場を意識して転職を考えてみてください。そうする事で薬剤師の一番の転職したい理由である「人間関係の問題」はクリアできます。
そして最初に紹介した
●いつまで我慢するかを明確に定める
●自分にも原因がないか客観的に見つめ直す
●平行して転職先を見つける
この3つを実践してみください。
薬剤師が人間関係問題から解放される究極の転職方法
では「どうすれば現場の薬剤師と実際に会えるか?」「どうやって職場を探すか」ということになりますがこちらは薬剤師の求人サイトをフル活用するのが最低条件です。
例えば面接日時の調整や給料の交渉や休みの交渉など、あなたが自分で行うとなると抵抗があることでも転職サイトが代わりに行ってくれます。
ただ次は「どの薬剤師求人サイトを使えば良いのか」という問題になってきます。
ではこの答えを個人的に出すならば
・求人数が多い
・あなたの見学に積極的に手助けしてくれる
この2つを絶対条件として推奨します。
まず「求人数が多い」ですがこれは言うまでもなく求人数が多い事であなたの選択肢の幅が広がるためです。では実際に大手転職サイトの東京都の求人を見てみると
ファルマスタッフ 9249件
薬キャリ 2001件
リクナビ薬剤師 6652件
マイナビ薬剤師 8291件
(2021年上旬現在)
マイナビ薬剤師は同じ求人を複数掲載している事もあり実質最も求人数が多いサイトがファルマスタッフとなっています。
では次の重視すべき点である「あなたの見学を積極的にサポートしてくれる」ですが「なにを持って積極的にサポートするのかよく分からない」と思う人も多いと思います。
これをかみ砕いで言えば見学に同行してくれる転職サイトとなります。
転職サイトの中にはあなたと一緒に見学の同行を行ってくれるサイトが存在します。
ではどうして同行する方が良いのかと言いますと、体感的に薬剤師が転職の際に見学に行くとほぼ1社だけ見学を済ませて転職を終わらせようとしてしまいます。
この理由はズバリなるべく見学なんてしたくないからです。
しかしその結果、再びあなたが二度と人間関係で悩む確率はかなり高くなってしまいます。なぜならあなたは本気で現場の雰囲気を吟味していないからです。
そもそも見学に行く事は緊張します。すると雰囲気にのまれて「なんとなく悪くはなさそうだからここでいいか」と思って転職してします。これでは本当に転職先の雰囲気など分かるはずがありません。
ですからこれを回避するために同行してもらいなるべくリラックスした状態で話をし、客観的に判断するために見学に行く事は必須になります。
もちろん転職サイト側はあなたの味方です。あなたが転職する事は売り上げに繋がりますのでウィンウィンの関係になるためです。
あなたはもう二度と人間関係で悩む様な事はしたくありませんよね。もう一度同じ様な事で苦しむのであれば、それより大変なことはきっとないはずです。ですから仮に対人関係が苦手だとしても転職後に対人関係で悩まないために絶対に面接するようにしてください。
では肝心のどの転職サイトを利用すべきになってきますが上の2つの条件を満たしているサイトが「ファルマスタッフ」になります。
まず多くの求人を持っているのは上でも紹介しましたが、ファルマスタッフは何と薬剤師の面接同行サービスを行っているんです。知らない方もいるかもしれませんが基本的に薬剤師転職サイトは面接に同行しません。ただファルマスタッフはその中でも非常に珍しい面接同行サービスを売りにしているんです。
ですから必要な条件2つを満たしている転職サイトはファルマスタッフとなりますので、もし人間関係で悩まない転職先を探している人はファルマスタッフを優先的に利用する事をおすすめします。
ただ新型ウイルスの流行によって面接や見学は最小限に抑えた方がいいのでは?と思うかもしれません。ただはっきり言って関係ありません。あなたの人生の大半の時間を占める労働時間はあなたの仕事時間以外においても大きな影響を及ぼします。ですから遠慮する必要はありません。あなたの最大の目標は二度と人間関係で悩まない職場で薬剤師として働く事。これを何より重視し、それ以外の事は考えないようにしてください。
それにファルマスタッフはこのご時世の状況を汲んだ上での転職活動を支援していますので、あなたが迷惑ではないかと考える必要は1ミリもありません。
ただいきなりファルマスタッフを使用してすぐに良い求人があるとは限りません。ですから仮にあなたがまだ辞める算段が付いていない状態でも取りあえず情報収集だけは行っておき、いざベストな求人が見つかったらすぐに行動できるようにする事をオススメします。
実際に私の職場にもまだ辞めていない状態で見学に来た方がいましたが、結果的に転職する事になった人もいます。安心して利用してみてください。