福井県は越前ガニ、ソースカツ丼、敦賀ラーメンが有名ですが、実は日本で最も医薬分業が進んでいない都道府県としても有名なんです。
では、医薬分業が進んでいないと薬剤師の需要が低く、年収の高い薬剤師の求人はなさそうですよね。
そこで今回はそんなイメージを払拭するために福井県の高額求人を紹介していきたいと思います。
福井県の薬剤師の給料事情が気になる人はぜひ参考にしてみてください。
※今回は薬剤師求人サイトで有名なエムスリーキャリアを使って検索しています。
福井県の薬剤師求人
福井県で薬剤師の求人を検索した所、求人数自体がかなり少ない印象を受けました。
その理由として今回検索を実施した結果、例えば医薬分業率がトップである秋田県では111件ヒットした一方、福井県では51件しかヒットしませんでした。
福井県の人口は約80万人で秋田県の人口は約109万人であるため、共に人口は少な目の都道府県なんですが、検索した結果が約2倍になるのはやはり分業率の影響もありそうですね。
福井県の薬剤師の数は少ない
医薬分業が進んでいないということは薬剤師の数が少ないというイメージがありますが、実際にも福井県は全国でも薬剤師の数がかなり少ない県になります。
これは「都道府県(従業地)別にみた薬局・医療施設に従事する人口10万対薬剤師数」が約140人になっており、全国平均が170人であることと比べても全国平均をかなり下回っています。
福井県と同じくらいの人口対薬剤師比が低い県は他に奈良県や沖縄県が挙げられます。
やはり医薬分業が進んでいないという事は薬剤師の数が相対的に少ないと考えられますね。
福井県の薬剤師高額求人
では実際に福井県の高額薬剤師求人を紹介していきます。
1つめはこちら。
こちらは経験次第では800万円の敦賀市の薬局薬剤師の求人になります。借上げ社宅、赴任手当、帰省手当等もあるため、他県からの転居者にも有利ですね。
では2件目。
こちらは年収600~700万円の薬局薬剤師の求人です。こちらは総合病院の門前ということで勉強にもなりますね。最寄駅は福井駅となります。この求人も借り上げ社宅があるため遠方の人でも安心です。
福井県の薬剤師求人の総評
福井県の薬剤師求人ははっきり言って高額な求人は少ないです。
これはもともとの求人数が少ない事も大きく影響していると考えられます。
薬学部が6年制に移行した際に生まれた空白の2年間では、これまで増加傾向だった薬局の数の伸びが鈍化しました。やはり薬剤師の供給と薬局の数は相関関係にあり、福井県では薬剤師の数および薬局の数が少ないため、薬剤師の求人においても高額な求人が少ないと推測されます。
ただ福井県の薬剤師求人の特徴としては年間休日が多い求人が非常に多く目に留まりました。特段休みが多いという訳ではありませんが、年間で120日の休みを提示してある求人が大変多く、ゆったりプライベートを重視したい人にはおすすめとなるでしょう。
今回の調査では時期的にも7月初めという事もあり、ボーナス前で求人自体が少ない可能性もありますので、もし本当に福井県の薬剤師として働くことを考えているのであれば学生でも転職者でもまずはネット検索をこまめに行いましょう。
今回検索に利用したエムスリーキャリアは業界最大手であり、ネット検索機能が他の薬剤師求人サイトと比較しても断トツで優れていますのでおすすめです。