薬剤師の恋愛・婚活

薬剤師が結婚できない致命的な理由と魔法の婚活理論

 

いつの時代も結婚イコール幸せとは限りませんし、結婚しないからと言って不幸ではありません。むしろこれからの時代において結婚のシステムが疑問視される事はあっても賞賛される事は少なくなっていくと思います。

 

ただ問題なのが結婚したいのに結婚できない場合です。

特に女性薬剤師の場合には一人でも生きていける財力があるために、結婚なんて不要と勝手にレッテルを貼られる事もありますが、本当は結婚願望が強い女性薬剤師もたくさんいるはずです。

ただ女性薬剤師はある2つの理由によって結婚できない致命的な原因を抱えてしまいます。

 

そこで今回はその2つを紹介し1つの解決法を紹介したいと思います。

もし結婚を考えている薬剤師の方は参考にしてみてください。

 

薬剤師が結婚できない理由

そもそも年齢的に24歳まで結婚できない

薬剤師が結婚できない理由の大きな1つに最低でも24歳まで結婚できない事が挙げられます。もちろんその様な法律はありませんが基本的に薬剤師国家試験に合格するまで結婚しませんよね。

 

薬学部は6年制になりますので大学入学から国家試験に受かり卒業する頃には24歳以上となります。かたや他の学部は4年制、大学に進学しない人は18歳~22歳で社会に出ることになります。

そしてこの2年間は結構大きい2年間になります。

 

薬学部などの6年制以外の人は20代前半、もしくは10代の内から自然の婚活の場に出ている事になり、そのまま結婚も可能です。

しかし薬学部のその2年間は実務実習や卒論、卒試、そして国家試験と忙しいイベントが待ち構えています。とても新たな出会いに力を入れる余力はありませんし何より結婚はできません。そうこうしているうちに20代はあっと言う間に後半戦に突入します。むしろ薬剤師においては後半戦からのスタートです。

するとここである問題が生じます。

 

それは30歳まで約5年しかないという事です。

 

もちろん29歳でも31歳でも正直見た目はそこまで変わりませんし、それによって人の評価が一律に下がるなんてことはありません。

しかし年収580万円と610万円の人がそれぞれ年収600万円以下と600万円以上に分類されるように、婚活市場ではこの数字は非常に大きくシビアな線引きを行ってしまいます。

つまり20代と30代の差は婚活市場においてかなり大きな差になります。

 

学生時代からの付き合っている人の結婚タイミングの難易化

学生時代からの付き合いの延長で結婚と言う流れは結構あります。

これはもちろん薬学部内でも例外ではありませんが、今の薬学部事情はこの現象を起こしにくくしています。

 

と言うのも現在薬学部に入学してもストレートに国試受かる人は約半分と言われています。もしカップルの学力が同程度であれば同じステップで前に進めるでしょうが、今の薬学生の質はピンキリです。そうなると卒業できない人は大学へ残り、卒業できたけど国試落ちた人は予備校へ通い、受かった人は各々の職場へ行く事になりますが、ここで分断されてしまう可能性が薬学部は圧倒的に高くなっています。

 

もちろんそれでも時間を経て、学生時代からの付き合いがある人と結婚する人もいるでしょう。しかし同じ学生だったのが、1人は社会人、1人は国試浪人生。おまけにいつ国家試験に受かるか分からない不安を抱えて過ごすうちに1年、2年と時は過ぎていきます。

当然仮に国試に受かっても薬剤師1年目はそれなりに大変なケースもあると思いますのでそれはそれで不安を抱えてしまいますし、国試に受かってすぐ結婚とはなりにくいです。

「結婚は社会人になって落ち着いてから」と言う人も多いと思いますが、この時間の感覚が二人の間でズレてしまっている可能性も十分にあります。

結果として学生からの結婚において薬学部の6年制が与える影響は意外と肝となる部分に響いているんです。

 

自分と同じ条件を見つける事が困難

では今度は社会に出てからの話しになります。

まず私立大学卒業で奨学金もほとんど借りていない家庭ははっきり言って中流以上の家庭と言ってもいいと思います。もちろん例外もあるでしょうが、通常年間200万円の学費を最低で6年支払い能力がある家庭は紛れもなく中流以上と言えるでしょう。

 

そして薬剤師になったのであれば個人単位で見れば中流と言ってもいいと思います。

現在の大卒初任給が約20万円という時代において、薬剤師では初任給が30万以上である人も決してレアなケースとは言いません。

 

ではそんな薬剤師が婚活市場で求めることはなんでしょうか。

もしあなた女性薬剤師で結婚相談所を利用したと考えましょう。

すると結婚相談所では以下の様なアンケートを取り相手に求める条件を知るそうです。

  • 学歴
  • 年齢
  • 年収
  • 身長

これらのあなたが望む条件の中から良さそうな相手を選んでくれる結婚相談所ですが、ここでのポイントは「年収」です。

年収に対しては

500万円以上、300万円以上、300万円以下

と区分分けされてある事があり、この時に多くの薬剤師はきっとこう思うはずです。

「普通の暮らしをするならばできれば500万円以上は欲しい」と。

ただ中には「私は年収500万円は固いので相手には最低でも400万円以上でもいいかな」という人もいるかもしれません。

しかし

「大卒、年収400~500万以上、できれば普通以上のルックス」

この一見高望みをしない条件ですがこれは大きな落とし穴です。

 

もちろんこの条件を求める事は全く悪い事とは言いません。むしろ本音を言えば大抵の人が求める「現実的な条件」もしくは「ぶっちゃけ妥協している」と言ってもいいと思います。薬学部にいた男性ならこれを満たす人は十分いたはずです。

 

ただこの現実的な条件をそのまま婚活市場に持っていくには注意が必要です。

 

その理由はこの条件を満たす男性の競争率はかなり高い点、そして男性側は女性に大卒や年収と言った基準をそこまで求めないからです。

 

確かに女性薬剤師である事は結婚するメリットが大きい職業です。最低限の勉強ができて年収もいい。仮に結婚しても子育てしながらのパートでも時給が高い。医療の知識もある。

 

しかし男性側からすると年収やパートの時給の高さよりもルックスや価値観の一致、居心地の良さや家庭的などの条件がより重要視されます。

つまり薬剤師であるアドバンテージはこの市場においてはさほど重要視されていません。

 

ですから自分がクリアしている条件をそのまま相手に求めてしまう事は実は「厳しい競争の中に自分を置いてしまっている」という事になってしまいます。

逆に男性薬剤師の場合には婚活市場ではある程度の女性が求める理想的な条件をクリアしているケースが多いため後は人間力が試されると言ってもいいでしょう。

 

女性薬剤師が婚活に成功するための逆転の発想

では女性薬剤師が結婚して幸せになるためにはどうすればいいのかと言いますと、目先の年収を捨てて本当に好きだと思える人、本当に自分に合う人を探す事です。

 

先ほど年収500万円以上で大卒でルックスもまあまあの人を探すのは競争が激しいと言いましたが、この中でネックな点はやはり年収です。逆を言えば年収の範囲を広げる事によって自分に合った男性の視野を広げる事になります。

 

「いやいや。きれい事ではなくお金は重要だよ」と思う人も多いと思いますしそれは一切否定しません。お金で起きるトラブルもあれば解決できるトラブルも山ほどあります。

 

しかしあなたが薬剤師である以上、夫婦としては最低限の収入が確保されている状態です。今後薬剤師の職がどうなるかは不透明ですがおそらく食べていけない程ではないと思います。

それに薬剤師の職が不透明であるように、他の職種もこの先どうなるかなんて分かりません。昔は安泰だと思われていた大手企業も早期退職を募ったり、右肩上がりの年功序列もこの先さらに曖昧になってきます。

 

もし男性の年収が300万円と3000万円の2沢であるならば、色んなことに目をつぶって年収3000万円の人と結婚するのもアリだと思いますが、年収300万円と500万円ならば将来どう転ぶかわかりません。

目先の年収のためにその他の条件のランクを下げる事になると言ってもいいでしょう。それならば自分が本当に良いと思える人と結婚する方が一番のリスクヘッジではないでしょうか。

 

先ほど上で女性薬剤師は婚活市場ではアドバンテージはないと言いました。

しかし実は女性薬剤師は最強です。

いざ現実的に結婚をするとなった時に「相手の年収を過度に気にしないで済む」これほどのアドバンテージはありません。

 

あなたが好条件を相手に求めるのと同じ様に他の女性も好条件の男性を求めます。

そしてその好条件の男性の一番の定義が「年収」です。

 

しかしあなたは倍率の高い高年収の男性を避けて、それ以外の年収は決して高くはないけど好条件の男性を求めることができるんです。これほどのメリットはありません。婚活市場における薬剤師免許の最大の活用法です。

 

何も絶対に年収が300万円以下の人と結婚するべきだと言っているのではありません。

結婚を求める際に一番重要な事は出会いの視野をとことん広げてみると言う事です。

 

出会って即結婚するわけではありませんし、逆に色んな出会いの中をこれから繰り返していけばいい話しです。そのためにはまずは年収という大きなフィルターを解除して自分に合った相手を探す事から初めてはいかがでしょうか。