薬剤師として働いていると「薬剤師は結婚相手としてどうなのか」と気になる男性薬剤師・女性薬剤師の方も多いと思います。
薬剤師は一般的なイメージとして賢そう・清潔感がある・お金を持っている・パートナーとしては最高・結婚したら勝ち組と言う口コミもよく目にしますが、実際には結婚したくても結婚できない薬剤師も少なくないため、本当の所はどうなのか分かりませんよね。
そこで今回は薬剤師は結婚相手としてどう思われているのかを紹介していきたいと思います。気になる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
薬剤師の未婚率と結婚した年齢について
ではまずは現状の薬剤師の結婚事情を紹介したいと思います。
しかし残念ながら薬剤師の結婚率を調べた調査が存在しませんでしたので、ここでは世間一般的な結婚事情や同じ医療職の結婚率を紹介していきたいと思います。
2015年に行われた国立社会保障・人口問題研究所調査によると
生涯未婚率は男性が23.37%、女性は14.06%となっているそうです。
※ちなみに生涯未婚率とは50歳まで一度も結婚したことがない人の割合を示すものです
そして次は結婚した年齢についてですが、こちらはアニヴェルセル総研が全国の20代〜40代の既婚男女618人に「結婚した時期&結婚した年齢のメリットデメリット」を調査した結果によると、最も結婚した年齢が多いのが26歳~34歳となり、35歳以上となると10%とかなり少なくなります。
引用:「結婚適齢期」って何歳?結婚した年齢別、メリットとデメリットをぶっちゃけ!
では今度は同じ医療職でも諸々トップに君臨する医師の結婚事情についてみていきます。
2018年エムスリーキャリアによる30~49歳の医師616人を対象とした調査によると以下のような結果になっています。
未婚の男性は8.2%、女性は24.5%
また結婚した年齢層で最も多い年齢層を男性・女性別に見てみると
男性の場合は29歳以下・30~34歳
女性の場合は29歳以下
が最も結婚している層が多い年齢となっています。
この調査を見てわかる事は医師は世間一般的な婚姻事情と比較して、男性医師の婚姻率は高く、かたや女性医師の場合は低いということ。あとは年齢的なものは特に一般的な婚姻事情と変わらないと言えます。
では肝心な薬剤師の結婚事情ですが、おおよそ世間一般的な結婚率とそう変わらないのではないと思います。医師程特殊な仕事ではありませんし普通の医療職である薬剤師は世間一般的な結婚と大きく違いはないでしょう。
つまり薬剤師が結婚するのであれば35歳未満が大半でそれ以上の年齢になると結婚率はガクッと下がり、生涯未婚率は男性薬剤師の場合は約25%・女性薬剤師の場合は約15%程度に収束するのではないでしょうか。
ただし薬学部は6年生であり、大学浪人・留年・国試浪人は今の時代珍しい事ではありませんので、結婚年齢は他と比べて若干高めである可能性があります。
結婚相手が薬剤師である事は勝ち組なのか
旦那が薬剤師だと勝ち組に近い
男性薬剤師は結婚相手としては申し分ありません。
特に婚活市場では男性薬剤師の人気はさらに高いです。例えばメディア「smartlog」において人気の男性職業に薬剤師がランクインしています。理由は「収入の安定と健康についても詳しい」事が理由に挙げられています。
そして女性に人気のある職業にもれなく「医者」「公務員」「会社員」が挙げられますが、それぞれに共通している事は安定した収入と世間体になります。
するとこれらの3つの職業の中で薬剤師は会社員しか該当していませんが、医者並みの収入はなく将来的な安定性は公務員に劣るかもしれませんが、サラリーマンとしてはかなり好条件の職業と言えるでしょう。
もちろん薬剤師の肩書き一本で無双できる程立派な職業ではありませんが、婚活市場に限定するならば男性薬剤師はかなり優位になります。
ただ条件として「婚活市場で」と言う条件下の話しになります。薬剤師であればモテる訳でもありませんので過信には注意が必要です。
やはり今の時代にもっともニーズがあるのはやはり「安定」になりますので、薬剤師と言う職業的にはそのニーズを満たしていると言えます。

つまり「旦那が薬剤師は勝ち組」とまでは言えませんが、少なくとも旦那が薬剤師で負け組とはならず、十分に世間から見ると結婚相手として高ランクになると思います。
嫁が女性薬剤師だと勝ち組ではないが負け組でもない
男性薬剤師と女性薬剤師を結婚相手として見た場合、男性薬剤師は結婚相手として人気が高いですが女性薬剤師は残念ながらそこまで人気は高くありません。つまり女性薬剤師がモテて結婚率が高いのかと言えばそんな事はありません。
なぜなら薬剤師は確かに安定しているかもしれませんがそれ以上に「外見」「性格」「一緒にいて落ち着く」等のポイントが大きく影響しているからです。
薬剤師は一般的に「給料が良い」「薬に詳しい」「賢そう」と言ったプラスのイメージもありますが、それは結婚生活後のメリットであり、大切な事は結婚にたどり着くまでの過程になります。その過程を考えた場合に女性薬剤師は残念ながら結婚相手として人気のある職業とは言えません。もちろん負け組とまでは言いませんが、決して勝ち組とは言えません。
結果的に薬剤師の嫁は最強
婚活市場では男性薬剤師は有利ですが女性薬剤師では有利ではありません。
しかしあくまでそれは婚活市場での話し。本当の意味での勝ち組、つまり結婚してからの世帯年収や体裁を考えれば奥さんが薬剤師である方が遥かに勝ち組です。ダブルインカムで稼げますし、当分は薬剤師免許は非常に有用なものになります。
一方で男性薬剤師の場合は給料も頭打ちになり、男性1人だけで家族を養えるだけの収入はあるかもしれませんが勝ち組とまでは言えないでしょう。ですから結果的には女性薬剤師と結婚したその後は勝ち組と思われる可能性があります。
薬剤師が結婚相手と出会うための方法
では実際に薬剤師が結婚したいと思った時に何をやるべきか・やってはいけないのか紹介していきます。
出会いの場に積極的になる
薬剤師は仕事柄出会いが少ない人も多く、また必要に出会いを積極的に求めない人も多いです。また仕事が忙しいを理由に自ら出会いの場から遠ざかり、がっつくのは良くないと距離を置いてしまっている人も少なくありません。しかしこれは大きな間違いです。
「結婚は運とタイミング」とよく言われますがそれは出会った後の話しになります。
もしあなたが本気で結婚を望んでいるのであればとにかく出会う人数を増やす事が最重要課題になってきます。合コンでも街コンでも構いません。とにかく出会いの場に積極的になりましょう。
こちらは女性薬剤師向けに書いている記事になりますが男性薬剤師も活用できますのでぜひ参考にしてみてください。

無駄な恋愛はしない
出会いの場が増えると色んな人と出会うと思います。
ただその時に十分気を付けておかなければならない事が無駄な恋愛は極力避けるという事です。例えばいいなあと思っていた人が実は既婚者であったり、彼氏彼女の関係になっても結婚に関しては口だけで、全く前向きではないケースなどです。
探すべき相手は結婚を前提に付き合う事ができる相手。これ以外に寄り道をして、結果時間を浪費する事だけは避けましょう。
20~30代薬剤師の金銭的メリットを利用する
薬剤師は生涯年収は決して高くはありません。
むしろ世間一般的な大卒サラリーマンと比較すると同程度かそれ以下となります。
しかしそんな薬剤師のストロングポイントは初任給が他の職種と比べて抜群に高いという事です。特に20代や30代前半では周りと比較してもかなり有利と言えるでしょう。
つまり結婚適齢期にいる薬剤師はお金を使ってその魅力をアピールする事が可能となります。もちろん過度に収入が安定しているアピールをする必要はありませんが、ある程度のアピールは非常に効果が高いです。なぜなら薬剤師と言う職業自体があまり知られていないために、それが有利に働くのが20代30代の薬剤師の収入になるためです。
ただし高い給料を貰っていてもそれを全額貯金に回すのであれば出会いの場にお金をかけたり自分への投資に充てることをおすすめします。残念ながら薬剤師の中途半端な年収では預金通帳を自慢するほどのものではありません。
本当に好きな人と結婚する
年収・世間体・安定、、、結婚には好きだけではない色んな要素があると思います。しかしもしあなたが薬剤師であるならばそれらの事に目を瞑って、本当に好きな人と結婚する選択肢を選ぶ方が長い人生において最もベストな選択ではないでしょうか。
もちろんそれが原因で失敗する結婚になる可能性もあるでしょうが、本当に好きでもない人と結婚して失敗するよりも結果としては良かったと考えるべきでしょう。
