誰も教えてくれない薬剤師のおすすめ転職先

薬キャリvsマイナビ薬剤師vsファルマスタッフ【1つ選ぶなら?】

 

「薬剤師の転職サイトはどれも無料だから複数利用しましょう」とよく言われます。

確かにそれは間違いではないですが個人的にはオススメしません。なぜなら複数の転職サイトを利用しても実際はそれぞれの転職サイトから同じ求人(重複した求人)ばかり提案され、そしてその対応が非常に煩わしいからです。

 

そこで今回は人気の薬キャリ・マイナビ薬剤師・ファルマスタッフの3つを使って、転職サイトを利用するならばどれがベストかを紹介します。

すると超意外な答えになってしまいましたのでぜひ参考にしてみてください。

 

薬キャリ・マイナビ薬剤師・ファルマスタッフの比較

まず転職サイトの良し悪しを決めるのは何と言っても求人数の多さになります。求人が多いとそれだけ選択肢も広がるためシンプルに求人数が重要です。「某求人サイトにはマル秘の求人がある」と言われたりもしますが、そんなものははっきり言って極々レアケースと思って構いません。

 

では具体的な求人数を病院薬剤師・薬局薬剤師・パート薬剤師の3つから見ていきたいと思います

病院薬剤師

薬キャリ:3468件
マイナビ薬剤師:2941件
ファルマスタッフ:2939件

薬局薬剤師

薬キャリ:37309件
マイナビ薬剤師:26338件
ファルマスタッフ:32823件

パート薬剤師

薬キャリ:8081件
マイナビ薬剤師:20346件
ファルマスタッフ:14317件

 

この数字だけ見ると

病院薬剤師⇒薬キャリ
薬局薬剤師⇒薬キャリ
パート薬剤師⇒ファルマスタッフ

が最も多い求人になりますので自分が希望するタイプに応じて登録をすればいい事になりますが、この方法は誤りになります。

 

薬剤師の転職サイトの本当の正しい選び方

薬剤師が転職サイトを利用する際に求人数を重視すべきと言うのは最も重要です。ですが単に数だけでなく「ある特色」も見る必要があります。

それは都市部か地方かの2択です。

 

上の数字には載せていませんが、実は地方と都市部の求人数についても同時に見ており以下の様な法則があります。

・薬キャリは地方においては最強
・都市部で薬局薬剤師ならファルマスタッフが断トツ
・マイナビ薬剤師はどちらも中間

 

薬キャリは地方においては最強

薬キャリは薬局薬剤師・病院薬剤師において最も多い求人数ですが、残念ながら薬キャリは都市部においては最も求人数が少なくなってしまいます。

逆にパート薬剤師に関して最も少ない求人数ですが、実際は地方におけるパート薬剤師ならば薬キャリが断トツに多いです。

 

つまり薬キャリは都市部には弱く地方に強い求人サイトになります。

 

少し前までは「薬キャリは病院薬剤師に強い転職サイト」と言われていましたが今は違います。薬キャリは地方の薬剤師転職に強いサイトと覚えてください。

 

都市部で薬局薬剤師ならファルマスタッフが断トツ

いまひとつパットしないファルマスタッフですが、実は都市部だけ見るとファルマスタッフは最も多い求人数を持っています。特に顕著なのが薬局薬剤師です。薬局薬剤師に限って言えば薬キャリやマイナビ薬剤師に比べて約1.5倍の求人数になります。

ですから都市部で薬局薬剤師として働くならばファルマスタッフは絶対に利用するべき転職サイトになります。

 

マイナビ薬剤師はどちらも中間

良きも悪きもマイナビ薬剤師は都市部でも地方でも中間の位置になります。ただ唯一都市部でのパート薬剤師に関しては最も多い求人となりますので、もし都市部でパート薬剤師を探しているならばマイナビ薬剤師を利用しましょう。

 

転職エージェントの質は個人の問題

薬剤師が転職する際に「担当する転職エージェントも重要だ」ともよく言われますが、ここに関してははっきり言って担当の運しだいな所があります。ただ、いずれも有名企業が母体にありますので正直どこでも明確な優劣は付きません。と言うよりも付けれません。

もし担当とどうしても合わない場合にはわざわざ担当を替えてもらうのもいいですが、それならば別な転職サイトを利用した方がいいかもしれません。

 

薬キャリ・マイナビ薬剤師・ファルマスタッフの違いのまとめ

と言う事で

地方で転職するなら薬キャリ
都市部で調剤薬局に転職するならファルマスタッフ

この2つを軸に考えてみてください。



地方で転職するなら薬キャリ



都市部の調剤薬局ならファルマスタッフ

特に都市部で調剤薬局に転職する人はかなり多いと思いますので、その際は絶対にファルマスタッフを利用する事をおすすめします。これら以外のケースの場合は都市部で薬キャリを利用しなければ後は大差はありません。

ですからまずは1社どれを選ぶと考えた際にはこの条件を思い出して利用してみてください。