ボーナスを貰ったら仕事を辞めようと考える薬剤師の方も多いですよね。
仕事を辞めるタイミングとして「ボーナス」と言うのは非常に多くの薬剤師が考えるタイミングになります。しかしボーナス直後すぐに退職すると決して良い事ばかりではありません。
例えば会社から嫌味を言われたり、職場の雰囲気が悪くなったり、はたまた辞めさせて貰えないケースもあるでしょう。
そこで今回は薬剤師がボーナスを貰った後に退職しても問題ない理由。そして仮に問題があっても安心してボーナス後に退職する方法を紹介したいと思います。
冬のボーナス、夏のボーナス後に退職を考えている薬剤師はぜひ参考にしてみてください。
目次
薬剤師がボーナス直後に退職する事のデメリット
ボーナスを貰って辞めることに対して嫌味を言われる
ボーナス後に薬剤師が辞めると
「○○さんは辞めるのにボーナスはしっかり貰うんだね」
「ボーナス後に辞めるなんてお金が大事なんだね」
などと言った嫌味を言われる薬剤師も少なくありません。すると退職する日までかなり仕事を憂鬱に感じてしまう人も多いです。
ボーナス後あからさまに職場の雰囲気が悪くなる
退職を告げた薬剤師が退職するからと言って、仕事をおざなりにしたわけでもなく、当たり前に仕事をしているにも関わらず、途端に一切話をしなくなったり場合によってはほぼ無視をし始める職場もあります。それによって職場の雰囲気が最悪になるケースも珍しくありません。
ボーナス以前に辞めさせて貰えない
12月に退職を告げたのに一向に辞めさせて貰える雰囲気ではなく、年が明けても「次の薬剤師が入るまで仕事を続けてくれ」と言われる薬剤師も多く、いつまで経っても辞めさせて貰えないケースもあります。
ひどい場合だと「新しい薬剤師を連れてきたら辞めさせてあげる」と言った交渉をする会社もあるそうです。
転職に不利になる
もしあなたがボーナスを貰った直後に退職すると「自分が転職する時に不利になるのでは」と考えるのではないでしょうか。
「ボーナス後に辞めると次の職場でもボーナス後に辞めてしまうのではないか」と考えたり、「自分の都合でやめるのではないか」とネガティブな事を考えてしまうからです。
薬剤師がボーナス後に退職してもいい理由
ボーナスを貰ったからと嫌な顔をする職場は辞めて正解
もしあなたが例えボーナス後に辞めることを告げたとしてあなたを批難する職場であったり意図的に雰囲気を悪くする職場ならば、あなたはその職場を辞めて正解です。
この場合は仮にあなたが退職を告げたのがボーナス後か前かに関わらず、仮にボーナス前だとしても、かなりの高い確率で批難されます。つまりいつ辞めたとしても結局批難されてしまうということです。
また、あなたが辞める事が嫌であるため批難するのではありません。ただ単純にあなたが辞める事でそのしわ寄せが来ることに対して不満をぶつけているだけです。
通常であればあなたが辞める事に対して残念がったり応援してあげるのが普通です。仮にそれで残された薬剤師の仕事が忙しくなったとしても面と向かって批難することは薬剤師以前に人として正しくありません。
ですからそんな職場を辞める選択を選んだあなたは正しいと言えます。安心して辞めてください。
辞めれないことは100%ない
そもそも退職を告げて2週間経てば労働基準法的には辞めることができますが、基本的には就業規則に則って1か月前に辞めることを告げて退職する人が多いです。しかしあなたが仕事を辞めると告げてもすぐに辞めれない可能性もあります。
ではあなたが絶対に辞める方法を紹介します。
それは次の職場を決めてしまうということです。
繰り返しになりますが退職を申し出て最短2週間で辞めることが可能です。仮にそれを会社に拒否されても内容証明で送るなどをすれば可能となります。
しかしはっきり言ってそこまでやる薬剤師は少ないと思います。もちろんそうする選択をする事も問題ありませんが、なるべく波風を立てたくない人が大半ですよね。ただ、あなたがいつまでもその職場で働くことができる状態であれば、最大限働いてもらおうと考えられてしまいます。
ですからあなたがもう辞めざる得ない状況を作るために、次に働く職場を決めておきましょう。この場合はいくら会社に言われてもあなたは絶対に辞めないといけない状態なので話もスムーズに進みます。
もしくは最終手段として退職代行を利用する方法もあります。
こちらはあなたの代わりに退職の手続きを行ってくれますので、どうしても辞めさせてくれない場合はぜひ利用しましょう。費用は3~5万円かかってしまいますが、どうしても辞めれない人にはおすすめです。
ボーナス前に退職しても転職に影響はなし
あなたが前の職場をボーナス直後に辞めたからと言って次の職場に転職する際に不利になる事はまずありません。
そもそもあなたが仕事を辞めるタイミングは転職先の会社にとってどうでもいいこと。仮に「ボーナスを貰ってすぐ辞める薬剤師と思われたくない」と言う人は面接の時に一言「なるべく長く働きたいと考えています」と言っておけば全く問題ありません。
もしボーナス直後に辞めたからと言って不採用にする場合であれば、これもまたその様な職場に転職しない方がベストと考えましょう。
薬剤師がボーナス後に辞めることについて
薬剤師がボーナス後に退職する際の悩みと解決法をまとめると以下の通りです。
辞めることで雰囲気が悪くなる⇒辞めて正解
なかなか辞めさせてくれない⇒辞めざる得ない状況を作る、退職代行を使う
転職に不利になる⇒転職には不利にならない。不安ならば長期間働く事を告げる
これらを考えて安心してボーナス後に退職しましょう。
そもそもあなたが辞める選択肢を選んだ段階でかなり強い意思をもって辞めたいと考えるはずです。なかなかやめたくてもやめれない薬剤師が多い中、ボーナス後と言うのはあなたの辞めたい感情の背中を押してくれるこれ以上にないタイミングになります。
ですからボーナス後に辞めても実際に全く問題ありませんので安心してこのタイミングで辞める様にしましょう。実際に世の中の薬剤師の求人が最も増えるのが1年を通してボーナス後と言うのは定石です。つまり世の中的にも多くの薬剤師がボーナス後に退職しているんです。なにもあなたが特別というわけではありません。
そして繰り返しになりますがあなたが辞めると告げて嫌な顔をする職場は辞めて正解です。次はその様にならない職場に転職しましょう。