薬剤師に向いていない。辞めたい

新人薬剤師だけどミスが多くて薬剤師を辞めたい

 

薬剤師免許を取得して1年目の薬剤師の悩みは多いです。

そんなあなたは「薬剤師を辞めたい」と思うかもしれませんが、ここではそんな新人薬剤師がミスが多く手辞めたいと思わないで済む様なとっておきの方法を紹介していきます。

 

ミスを繰り替えし薬剤師の自信が持てないDさん

 

【年齢】26歳
【職場】薬局
【年収】460万円
【休み】普通
【人間関係】普通
【経歴】薬剤師1年目

薬剤師D
薬剤師D

1度大学で留年をして国家試験も1回落ちたため、ストレートに薬剤師になった人に比べたら2年ほど遅い薬剤師国家試験合格となった。

もともと勉強も得意な方ではなかったし些細なミスが多い性格だったが、手に職があれば困る事はないだろうと薬学部に進んだ。

そしていざ薬剤師として働いてみて2か月。薬剤師としてのやりがいを求める以前に自分のミスの多さのせいで他の薬剤師スタッフや事務にまで迷惑をかけている。

周りのスタッフは比較的優しい人が多いのだが、正直呆れられていると思う。

周りに迷惑をかけてしまう事の申し訳なさや、自分の不甲斐なさでいっぱいだ。

それに人の命に関わる仕事なので、もし自分のミスで患者にもしもの事があったとしたら不安で仕方ない。

もう薬剤師の仕事を辞めたいとすら考えてしまう

 

新人薬剤師の悩みは多い

新人薬剤師の1年目は本当にやる事が多いです。

 

実習に行ったのは大学5年生の時ですから、それから3~4年以上経つ人も珍しくない中でまたゼロから覚えていかなければなりません。

それに今度は学生実習ではなく、薬剤師免許を持った1人の薬剤師としての仕事になりますので責任も問われてきます。

 

そんなまっさらな状態からのスタートで、薬の名前を覚えたり、調剤の仕方を覚えたり、職場によっての細かい取り決めなどを覚えなければならず、そして何より職場の人間関係も重視する必要があります。

そんな中においてあなたが大変な思いをするのも半ば自然な事だと思います。

 

ただおそらくあなたは気付いているはずです。

 

「それらを差っ引いてもやはり自分は薬剤師に向いていない」と。

 

新人薬剤師が陥る負のスパイラル

「またミスをしたらどうしよう」と考えてしまい頭の中が真っ白になり、何度処方箋を確認しても不安がぬぐい切れずそのため仕事も遅い。

しかしそれでもミスも犯してしまう。

その負のスパイラルに陥り、それが続いて「やはり自分は薬剤師に向いていない」と自分自身を責める負の最終形態にまで発展している薬剤師も少なくありません。

 

しかしそう悩んでいても毎日の仕事は続き、一日がいっぱいいっぱいになってしまいますよね。

 

ではそんな新人薬剤師のあなたはどうすればいいのかと言いますと勉強することです

 

ただし薬の作用機序を覚えたり、疾患について学んだりすることではありません。

では具体的に何を勉強するのか紹介していきます。

 

薬剤師がミスを繰り返す理由

あなたはおそらく万能な人間ではありません。

むしろ要領の悪いタイプだと思います。

その結果今薬剤師として自分が本当にやっていけるのか悩んでいるのでしょう。

そしてあなたが悩む頻度は要領の良い人よりも遥かに多いはずです。

 

ただ、あなたに限らず多くの薬剤師はこの「悩むこと」に本気で向き合おうとしません。

多くの薬剤師を苦しめるこの「悩むこと」に対して、どうして多くの薬剤師が距離を置いてしまうのでしょうか。

 

その理由は人は誰しも嫌な記憶を消し去りたいと考える生き物だからです

 

あなたがミスをおかしてしまい、それを他人に責められたり自分の不甲斐なさに腹が立ったりすることがあると思います。

特に新人薬剤師の頃はそれらの体験を数多く経験する事になってしまいがちです。

するとそれらのことをなるべく考えないようにするのが人間の防衛反応です。

 

もちろん表向きはミスしたことの反省や改善策を考えたりすると思いますが、あなたの本心ではそれらを振り返りたくはありません。

ミスして怒られた時の記憶なんて一刻も早くなくなって欲しいと思うのが当たり前の感情です。

 

しかしこれでは100%同じ過ちを繰り返してしまいます。

その理由はミスした時の記憶と一緒に、ミスした原因にまでたどり着くことができないためです。

 

ただあなたがミスした事に対して目を背けずに必至で向き合う事で確実に変わることができます。

「向き合う」と言う言葉を使うと漠然としていますが、要は必死に勉強するということです。

 

薬剤師がミスをしないための勉強

もしあなたがミスをしました。

1回2錠のところを1回1錠と間違えて調剤してしまいました。

この原因に対して多くの薬剤師が「不注意だった」と片付けてしまいます。

 

しかしこれでは絶対にダメです。

どうしてミスが起きたのか、その原因に本気で向き合って問題とすることがとても大切になります。

 

このケースで言えば

1回2錠の代表的な処方はどの様なものがあるか?

直前に見直せなかった原因はなぜか?

処方箋に分かりやすく目印をするならばどう目印を付ければいいだろうか?

棚の薬の位置を完全に覚える事が出来ているか?

等の自分がミスをおかした原因を深く深く考えるクセをつける必要があります。

そこまですれば後は答えを探すだけです。

 

ただ多くの薬剤師はミスの原因に対して「自分の能力不足」としてしまいがちです。

 

しかし本当はそれは能力不足ではなく単にあなたの努力不足なんです。

 

もちろん鬱になるくらい悩んでしまっては本末転倒ですが、今あなたが悩んでいる事は将来の自分の薬剤師人生を左右する大きな分岐点であり、それを良い方向に持っていくもいかないもあなたの意識次第になります。

 

自分が向いていないと考える以上に楽な事はありません。

ダイエット失敗の言い訳を何の努力もせずに「体質だから」で済ますのと一緒の様なものです。

新人薬剤師のミスは能力不足ではない。

単純に努力をしていないから。もしくは努力が足りないから。

 

「薬剤師に向いていない」と「ミスをする」は関係ない

薬剤師に向いていない人などいません。

薬剤師に向いていない人がいるとすれば、それはやる気のないただの薬剤師免許保持者です。

 

あなたが薬剤師になる時、国家試験の直前は必至で勉強したと思います。

寝る間を惜しんで勉強した人も多いのではないでしょうか。

そしして薬剤師になった後は「勉強する事は薬と疾患について学べばいいだけ」と思いがちです。

 

しかし本当は薬剤師になってから、特に最初の1年間に新人薬剤師が勉強するべき事はいかにミスをおかさないかに対して向き合う事が大切になってきます。

 

もしあなたが「自分はダメな人間だ」と責める時間に費やしているのであれば、その時間を1分でも勉強に充ててください。

これができない薬剤師は一生同じ事を繰り返します。

知識は自然と身に付く部分も多いですが、ミスへの意識の違いは永遠に自然と身に付く事はありません。

 

幸いにしてあなたは今自分のミスの多さによって悩んでいる段階です。

これを変えていくことは100%可能です。

むしろ今の時点で薬剤師に向いていないと考えるのは早すぎます。

 

薬剤師に向いていないのはあなたのせいではない

「自分はしっかりミスへの対策もやっているし、本を読んだりネットで対策を学んでいる」

「それでもミスが起きるのはやはり自分が薬剤師に向いていないからだ」

とあなたは主張するかもしれません。

 

もしあなたが本気でこの様に主張し、胸を張って100%自分はやれるだけの事はやっていると自信があるならば、あなたの言う通り薬剤師という仕事が向いていないのかもしれません。

 

ただしお願いです。あと半年とは言いません。

数カ月様子をみてみませんか?

 

辞めるとしてもそれからでも遅くはありません。

それにもし他の薬剤師との人間関係がこじれてしまい、あなたの些細なミスまでも指摘するような職場であれば、あなたは薬剤師に向いていないのではなく、職場の選び方を間違えてしまった可能性も決して低くはありません。

その様な職場の場合、おそらく今の職場はあなたを必要としていない職場の可能性が高いです。

 

この場合はあなたが自信を失くしてしまうのも無理はありません。

そしてそんなあなたが選ぶべき職場はズバリ「あなたを必要としている職場」になります。

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ミスが多くて辞めたい薬剤師への解決策

とにもかくにも今結論を出すのは早すぎます。

仮に転職した所で根本的な解決になりませんし、問題を解決する能力というのはどの場面でも問われますので、とりあえずは今の自分の置かれている環境でベストを尽くしましょう。

 

ただ、薬剤師を辞めたいと考える原因があなただけでない場合は環境を今すぐ変えてみてください。

先輩薬剤師の中にはあなたのミスを人格否定にまで結びつける人もいます。

あなたの能力に関係なく自分は薬剤師が向いてない、薬剤師をやりたくないと錯覚してしまう可能性もあります。

環境は薬剤師が働く上で最も大切です。

 

そもそもあなたが「もう薬剤師を辞めたい」とまで考えるのであれば、それはほぼ9割は職場の環境が悪いと言っても過言ではありません。

薬剤師に向いていないと考えるのであれば一度外の世界を見てみることを絶対におすすめします。