新人薬剤師に告ぐ

薬剤師が将来に影響しない転職のコツを教えます

 

薬剤師1年目で「もう仕事辞めたい」と思っている薬剤師の方も非常に多いと思いますが、辞めたいと同時に考える事は

1年目なのに辞めてしまってもいいのか?

次の職場に転職する時に不利になってしまうのではないか?

と言う悩みだと思います。

 

そこで今回は薬剤師1年目が辞めたいと思った理由に対し、辞めるべきか否かと言う指標を示します。そしてもし退職・転職する場合には非常に役に立つ「ある方法」も紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

 

薬剤師が辞めていい理由と辞めてはいけない理由

薬剤師が辞めるべきではないケース

●目標ややりがいがない場合

やりがいがないからやりがいを見つけれるような職場に転職するのは非常に危険な考えです。なぜなら薬剤師1年目のやりがいや目標などは数年もすれば確実に変わっているものになるからです。

実際にあなたが薬学部に入学した時に志した薬剤師像と、薬剤師国家試験に合格した直後に志した薬剤師像、そして今のこの瞬間のあなたの薬剤師としての目標はその時その時で違うものになっているでしょう。そして同時にその時々で感じたやりがいも変化しているはずです。 ですから今の目標もやりがいも数年経てば別のものにすり替わっているため、それを今のタイミングで無理にやりがい探しの旅にでる必要はありません。

それに極論を言ってしまえばやりがいなど無理に持つ必要はありませんので、今のあなたの環境で与えられた薬剤師としての役割を十分に発揮しましょう。

もしあなたが心から目標とする薬剤師が学生の頃からあって、それを実現するために今の職場であればかなり遠回りする必要がある、あるいは実現不可能である場合は退職するのもアリですがそれでもたった1年間で得られることは多い様で少ないです。まずは今の環境で頑張ってみましょう。

 

●勉強できる環境ではない

基本的に薬剤師1年目が「勉強できない環境」と言う感想を持つのは間違いです。

まだ右も左も分からない数カ月の実習しか体験した事がない新卒薬剤師が、入って間もない職場を勉強できない環境と判断するのは適切な判断とは思えません。それは単に「勉強できない環境」ではなくて「勉強している薬剤師がいない環境」なのではないでしょうか。

確かに周りに勉強する姿勢のある先輩薬剤師がいる事はいい刺激になるでしょう。しかし薬剤師の勉強は職場の先輩だけに依存する必要はなく、むしろこのご時世一人でも十分質の高い勉強を書籍やネットを通して行う事が可能です。ですから環境を他人のせいにするのではなく、自分で学ぶ習慣を身に付けたり単なる薬の知識だけではないあらゆる経験を得る意識を持ちましょう。

そうしている上で自分のやりたい事が明確になった時に、より自分が適していると思える職場に転職してみてください。

 

薬剤師が辞めて転職すべきケース

●年収が低くて貯金もできない場合

年収が低くて転職を考えている薬剤師に言える事は、あなたの悩みは給料の高い職場に転職する以外に解決する方法はないという事です。

あなたは薬剤師1年目でしょうから副業であったり仕事が終わってからバイトに行く事は物理的に困難でしょう。それに日々の薬剤師としての勉強もあるはずです。それならば年収で悩む薬剤師の場合は転職するしかありません。

ただ今の仕事に満足が行っている場合、他人に比べて年収が低いからと言う理由だけで転職するのはあまりおすすめしません。あくまでも奨学金の返済でお金が必要であったり、結婚等でお金が必要になったりする場合に考えるべきことです。まずは今のあなたの「環境」を優先すべき場合もあるでしょう。

 

●他の薬剤師にいじめられる

職場の1年目の薬剤師はその職場内で最も立場が弱いと言っても過言ではありません。すると自然と起きてしまうことが理不尽な扱いであったり、教育と言う名の人格否定などの一方的な攻撃になります。いわゆる「いじめ」です。

この場合は本来ならば即退職するべきですが、大半の薬剤師は根が真面目であるため「転職したら経歴に傷がつく」「辞め癖が付いたらどうしよう」と悩んでしまい、結局ずるずると毎朝憂鬱な気分で職場に行く事になります。辞めるべきである事はあなたが最もよく理解しているとしても、それでも行動に移す事ができません。

 

薬剤師が将来に影響しない転職の仕方

嘘を付いて辞める

では薬剤師が仕事を辞める事は困難に思えますが実はそう難しいことではありません。その解決策として最も有効なことが嘘をついて辞めればいいんです

 

きっとあなたが既に辞めたいと思う理由は自分自身の問題、もしくは周りとの人間関係の問題だと思います。少なくとも相当ナイーブな問題ではないでしょうか。すると仮に辞めたとしても次の転職先で辞めた理由を話す事を考えると「やっぱり最低3年は続けないと」と思うかもしれません。

 

しかし真面目に考える必要はありません。嘘をつくのは良くないと思うかもしれませんが、薬剤師に限らず社会人が人間関係で仕事を辞める場合に大半の人が「嘘」をつきます。そしてその嘘は優しい嘘である場合が多く、だれも傷つけないための嘘でもあります。

もし「退職すると経歴に傷がつく」と考えてしまう場合は、転職する際にも嘘をついても構いません。「すぐに前の会社を辞めたのは体調を崩してしまったからです。しかし今は良くなって全く問題ありません」とでも言っておけばそれ以上深い追及はまずされません。

 

面接では辞めた理由よりこれからのアピールが重要

雇う側からするとあなたに余程の問題がない限りあなたの辞めた理由よりもこれからあなたがどう働いてくれるかを重要視します。

見方を変えればあなたは転職回数はおそらく現時点で1回目なので、他の何回も転職を繰り返している薬剤師よりは雇う側も気が楽なのは間違いありません。

ですから辞めた理由を考えて辞めれないよりは、次の転職先でどういった事をアピールできるのかを考えた方が絶対にプラスに働きます。

例えば一番効果的な事は次の職場の面接では長く働く意思を告げる事です。雇う側からすると一番困るのが問題を起こす人とすぐに辞める人です。ですからあなたは長く働く意思を告げれば雇ってもらえる可能性が大です。仮に1年目の薬剤師だとしてもです。

 

1年目の転職に否定的な会社には就職しないでいい

「1年目の転職は印象が良くない」とも言われますがそれはあなたが辞めた理由を聞いた上でのことでしょうか?あなたの辞める理由も知らずに一般論として1年目の転職は良くないとする方が大分危険な意見だと思います。

 

もし企業側が条件反射的に1年目で辞めたからと言って断るのであれば、あなたはそのような職場で働かなくて大正解です。きっとあなたがそこで働いて何かあったとしてもあなたの味方にはなってくれないでしょう。

 

薬剤師はやみくもに転職すべきではない

薬剤師として働く上で職場がなく路頭に迷っている人を見たことがありません。

仮に人として問題がある様な人でも薬剤師として普通に職についています。また薬剤師5年目で5回以上の転職を繰り返している人でも余裕で転職が可能です。薬剤師の需要と供給のバランスは今もなお需要の方が優っています。

 

だからこそ今様々な悩みで転職を考えている薬剤師に言いたい事は、無理にツライ環境に耐えなくても、いつでも辞めていい心構えでいると言うことです。

 

上では嘘をついて辞めるべきと言いましたが、この方法は「積極的に嘘をつきましょう」と推奨している訳ではありません。嘘を付いて職場を転々をするべきでもありません。

これは我慢してツライ思いをするならば例え嘘をついたとしても辞めるべきだという事です。そして心に「いつでも辞めれる」と言うゆとりを持つことがあなたの心を軽くしてくれるはずです。

 

ただいくら薬剤師は転職は可能と言えども闇雲に転職を繰り返すわけにはいきません。やはり度を過ぎた転職回数と年齢に応じては不利になる場合があります。

 

では繰り返し転職を避けるためにどうすればいいのか?

それは「できるだけ転職回数を増やさないで済む職場を1発目で見つける」これに尽きます。

 

例えば転職を繰り返す薬剤師の一番大きな原因として「人間関係」「仕事内容」が挙げられますがこれを解消する方法は上辺だけの情報では得る事ができません。つまり募集要項にあはあなたの一番大切な事は分からないという事です。

 

そこでおすすめなの事はファルマスタッフを利用して転職の準備を進めるという事です。

なぜファルマスタッフなのかと言いますと、ファルマスタッフは書面では分からない情報を入手するのに最も効率がいい転職サイトだからです。

 

例えばファルマスタッフのエージェントは全国各地に支店を持っており、地域の内部情報においては一歩踏み込んだ情報を持っています。具体的に言えば「○○薬局の雰囲気は本当にすごくいい」「○○は入れ替わりが激しい」等と言った情報です。

またファルマスタッフは面接同行サービスも行っていますので、募集要項を見て良さそうと思った実際の現場を見に行く事が可能です。

 

つまりファルマスタッフを利用する事で「人間関係」「仕事内容」の両方を自分の目で確かめる事ができるという事です。

これによって転職を繰り返す可能性は格段に減りますし、あなたも自分がどういった職場に転職しようとしているのか把握する事ができますので不安も最小限になるでしょう。

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将来に影響を及ぼさないための転職をする事は難しくありません。ただしそれにはしっかりと情報収集と戦略を持つ必要があります。もちろん急いで転職を今すぐ必要はありませんが、退職する前の段階で転職サイトを利用して十分な情報収集のための時間をかけるべきです。時間が長ければ長い程良い情報が手に入ります。



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薬剤師は転職する時に複数の転職サイトを利用すべきとよく言われますが、その必要はありません。まずは1社登録してみてからで十分です。それからさらに情報が欲しい場合にもう1社利用する事をおすすめします。

それでも転職回数が気になる人はぜひこちらも参考にしてみてください。

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