薬剤師の仕事を探す時に重視してしまうものが「年収」です。
しかし実は年収と同じくらい大切な事が「休み」になります。
もし年間の休みが120日の職場と105日の職場では1年間で15日の休日の差があります。
すると仮に同じ職場で8年間働いた場合には約120日の休みの差が生じるため、年間休日120日のほぼ1年分の休みに相当します。
ですからあなたが2~3年で薬剤師を辞めるのであれば問題ありませんが、定年まで薬剤師として働く事を考えているのであれば、年収だけでなく休みもしっかり考慮して働く場所を探す必要があるんです。
そこで今回はそんな休みを重視する薬剤師のための正しい探し方を紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
薬剤師が休みを探す時の日数の目安
薬剤師の転職サイトを見てみると「年間休日120日」であったり「土日休み」であったり記載されている所が多く、具体的にどのくらいの休みなのか分からない人も多いと思います。
ではまずは休みの日数が具体的にどの位の休みになるのか紹介していきます。
年間休日120日
年間休日120日という休みは具体的には以下の休みになります。
年間休日120日=完全週休2日制+祝日・夏季(お盆)年末年始休暇
1年間は52週(365÷7)なので52週×2日(土日)=104日
それに祝日と夏季・年末年始の休暇をプラスして120日です。
もしくは月に10日休みの場合。
完全週休二日制ではありませんが、毎月に10日の休みがある場合は10日×12(月)で120日の休みとなります。
完全週休2日制と週休2日制の違いは?
完全週休2日制は毎週必ず2日の休みがあるケース。
週休2日制は「1回」でも週に2日休みがあるケースとなります。
もし年間休日120日以上あるとすればほぼほぼ完全週休2日制となります。
週休2日制で年間休日120日以上はかなりレアです。
薬剤師の転職サイトをネットを使って探していると「年間休日120日です!」とアピールしている求人もありますが、はっきり言って本当に年間休日が120日あるのであればかなり休みに恵まれた職場と言えるでしょう。
言ってみれば3日に1日が休みと同義になりますので、体感的にも休みが多いと感じるのではないでしょうか。
週2.5日休みの場合
週2.5日休みの場合は
2.5日(週)×52週=130日の休み
となります。
薬剤師の場合の週2.5日休みと言えば「日曜日+平日1日+土曜半日」と言った形がオーソドックスでしょう。
この場合、かなりレアな求人となります。
休みが105日の場合
もし年間休日が105日であった場合は週休二日制となります。
年間は52週になりますので週に2日休むと104日の休みとなります。
そして祝日や年末年始休暇などが一切ないと考えた場合になりますので、体感的には休みが少ないと感じる場合もあるかもしれません。
あなたはどのくらい休みたいのか
薬剤師の転職サイトを利用した人、もしくはネットで検索した事がある人ならば分かるかと思いますが、休みが多い職場を探しても年間休日120日がほぼ上限になります。
多くても週2.5日休みの年間130日程度の休みの職場となります。
それ以上の薬剤師の休みの職場はかなりレアな求人となります。具体的には週休3日休みはかなり珍しいです。
そもそも薬剤師の大多数の職場が
週休二日制+祝日(日・祝日が休みで他1日休み)と言ったケースです。
もしくは日・祝日が休みで土曜日と平日1日が半日というケース。
これは薬剤師が働く職場として最も多い調剤薬局の開設時間がこれに準じているため、この様な働き方になっているケースが多いと言えます。
薬剤師が休みが多く高年収の職場を探す方法
年間休日120日以上の薬剤師の職場を探す方法
では実際に薬剤師が年間休日120日以上の職場を探す方法を紹介していきたいと思いますが、案外年間休日120日の休みの職場を探す事は難しくありません。
と言うのも多くの薬剤師転職サイトには「高年収」や「駅ちか」などの条件に加え「年間休日120日以上」というカテゴリーが存在します。
もしくは「土日休み」というカテゴリーもあり、これらにチェックを入れて検索すれば年間休日120日の職場を簡単に探す事が可能です。
ただしこれには1つだけ欠点があります。
それは給料の高い職場を検索する事が難しいという点です。
年間休日120日と高年収の2つを求める場合、ほとんどの薬剤師転職サイトでは「休みは年間休日120日だけれども年収はそこまで高くない職場」がヒットしてしまいます。
つまり高年収と休みを重視する人には満足のいく求人が探し出せないんです。
ただしすべての薬剤師転職サイトがそうなのかと言えばそう言った訳ではありません。
例えばエムスリーキャリアを利用する場合には「年間休日120日」はもちろん「高年収」に関しても、それなりの高額な求人が実際にヒットしやすくなっています。
これはエムスリーキャリアの持っている求人数が他の薬剤師転職サイトと比べて多いために、情報が網羅されているためでしょう。
ですからもし年間休日120日の休みで高年収を求める場合はエムスリーキャリアを利用してみてください。
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週休2.5日の休みの薬剤師の職場を探す方法
上でも紹介しましたが週休2.5日の休みは年間休日130日となりますので、年間休日120日よりも多い休みになります。
しかし「年間休日120日」と「週休2.5日の休み」には明確な違いがあります。
それは年間休日120日の職場は多くの薬剤師転職サイトで探す事が可能であり、なおかつ高年収の職場も薬キャリを利用すれば可能である一方で、週休2.5日の休みの職場はそれ自体見つける事が困難だからです。
もちろん薬キャリを利用して、その中で週休2.5日の休みの職場を探していくのもいいですが、実はもっと簡単な別の方法があるんです。
それはファルマスタッフという薬剤師転職サイトを利用する方法です。
ファルマスタッフは検索条件になんと「週休2.5日以上」というカテゴリーがあります。
この「週休2.5日以上」にチェックを入れて検索すると週休2.5日以上の薬剤師の職場を探す事が可能となるんです。
これにより週休3日の職場であったり、週36時間勤務の職場も探す事が可能となり、さらにファルマスタッフは高年収の求人で有名になりますので、休みと給料を重視した職場を探す事が可能となります。
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もし働いてみて休みが違った場合どうする?
あなたが休みを重視して転職を考え、実際に転職したとします。
しかしその職場が当初の条件と異なっている場合もゼロではありません。
例えば年間休日数が120日以上の休みと書いてあるのに実際は100日程度ですが、有給消化分のマックス20日を足して120日とするところもあるようです。
よってあなたの希望条件と現実が異なる時はなるべく早めに辞めるようにしましょう。
この場合はあなたのせいではありませんので、経歴に傷が付く事もありませんが、ダラダラ働いているとあなたも肯定していた事になりますので、なるべく早めに判断するようにしてください。
ですからあなたが休みを重視に転職する場合は面接時の確認はもちろん、さらに契約書にサインをする場合は流れでサインするのではなく、一語一句確認してからサインをする必要があります。
そして薬剤師が転職する時に忘れてはいけない事が絶対に「休み」と「年収」だけを見てはいけないという事です。
あなたが希望する職場に休みと年収を最重視したとしても、その職場の1日1日がハードで残業も多かったりするケースや、離職率が非常に高い職場であった場合は何らかの問題を抱えている可能性があります。例えば「人格的に問題のある薬剤師がいる」などです。
ですからあなたが「休み」と「年収」を重視する事は決して悪い事ではなく、むしろ徹底的によく吟味して欲しいと思いますが、決してそれだけ見てはいけません。
では具体的に「人間関係を見るにはどうすればいいのか?」と言う話しになりますが、この場合は面接はもちろんですが実際に現場を見学するようにしましょう。
詳しくはこちらでも紹介しています。
あなたがせっかく休みと給料を重視して転職しても、結局すぐ辞めてしまっては全く意味がありません。
大切な事はあなたが理想とする条件で長く働き続ける事になりますので、絶対に見学をさせてもらうようにしてください。