日頃からこの様に感じている薬剤師の方はいませんか?
明日仕事に行きたくない
明日にでもすぐに辞めたい
毎晩、明日の仕事の事を考えて憂鬱
長期連休明けであったり、何となく仕事に行きたくない感情とは違った、毎日仕事に行く事に対して憂鬱を感じている薬剤師の人も決して少なくありません。そしてこれらの感情は当然薬剤師に限った話しではなく、全ての社会人が感じるものになります。
すると世の中にはそんな明日仕事に行きたくない人の気持ちを軽くしてくれるテクニックが非常に多く存在しています。
そこで今回は明日仕事に行きたくない人のためのテクニックが本当に効果的なのかを検証し、そしてほぼ確実に仕事に行きたくないネガティブな感情をゼロにする方法を紹介していきたいと思います。
明日が仕事に行きたくない薬剤師の方、辞めようと考えている人もそうでない人もぜひ参考にしてみてください。
目次
仕事に行きたくない人のデメリット
では頭の中に「仕事に行きたくない」という感情が常にあることは、どの様な問題が生じてしまうのでしょうか。
これは明らかに様々なデメリットが生じてしまいますので、まずはそちらを紹介していきます。
ミスをおかしがち
仕事に行きたくないという事は、少なくとも今の仕事に対してネガティブな感情を抱いています。
原因は様々でしょうが、そのネガティブな感情のまま仕事をしていると仕事に集中できないケースも決して少なくありません。すると最悪なことがそのミスが原因でさらに仕事に行きたくない「負のスパイラル」に入ってしまうということ。
また薬剤師の仕事はミスが自分だけの責任で済まされないのも大きな問題となります。
仕事の時以外も仕事のことを考える
夜、寝る前だけ「明日仕事に行きたくない」と考える人は正直そこまで深い悩みではないと思います。
しかし本気で仕事が憂鬱な人は夜寝る前はもちろん、休みの日も大半の時間を仕事のことを考えてしまいます。
こうなっていると症状としてはかなり進行している状態で、たとえプライベートでも「面白そうだから楽しいことをする」ではなく「仕事を忘れるために何かをする」と考えるようになります。
するとそのストレスを買い物で散財したり、アルコールや過食に依存してしまったりすることであなたに悪影響を及ぼします。
リフレッシュやご褒美は一時的なカンフル剤。決して根本的な解決にはならず、時間が経てばまた元に戻るだけです。
そして最悪の場合「何をしても楽しくない」となる場合は末期になります。
小手先のテクニックもすぐに無力化する
仕事に行きたくない場合は自分のモチベーションを奮い立たせるために以下のことを試してみましょうと言われます。
メイクに気合を入れる
服装をいつも以上に気を遣う
いっその事休んでみる
確かにこれらのテクニックはその時、特に初めのうちは自分の気持ちを切り替えれる様な気がして効果的な場合もあるでしょう。
特に一番下の「休んでみる」と言うのは効果的な場合が大きく、これまで仕事に行きたくないと考えていたのに逆に仕事に行かないと何だか落ち着かないと言う人も少なくありません。
ただしこれが全ての人に効果的かはまた別問題です。
自分を奮い立たせるためのテクニックを利用しても、多くの場合があなた1人だけの問題ではないため、結局また元に戻るケースも考えられます。
これらの事もまた上で紹介した通り、一時的なカンフル剤にしかなり得ないんですね。
場合によってはこれらのテクニックも一切効果を発揮しない場合も珍しくありません。
仕事に行きたくない薬剤師がやるべきこと
ではここからは明日、仕事に行きたくない薬剤師が考え方を180度変える超効果的な方法を紹介していきたいと思います。
仕事に行きたくない原因を可視化する
そもそもあなたが仕事に行きたくない理由は何でしょうか?
おそらく10人いれば10人の理由があると思います。
例えば一口に人間関係の悩みと言っても「あなたの悩みは人間関係の問題ですね」と単純な話しで片付けられる話しではありませんよね。
具体的に言えば「些細なミスでも先輩薬剤師が怒る」「自分だけが過剰に怒られる」と言う場合には単にミスが怖くて仕事が嫌になったというのもあるでしょうが、この場合は人間関係の問題に分類されるでしょう。
また「仕事が忙しすぎる」という悩みであっても、単純に処方箋枚数が多くてあなたの仕事がハード過ぎる場合もありますが、他の薬剤師が全く仕事をしないためにその分あなたの業務量だけが増えてしまっているケースもあり、これもどちらかと言えば人間関係の問題に分類されます。
ですから悩みや原因は人それぞれであるため、まずはそれを可視化するためにあなただけの悩みを一度紙に書きだしてみてください。
ではどうしてこの様な事を行うのかと言う話しですが理由は2つあります。
1つは自分の状況を一度見直すためです。
例えば漠然と「仕事を辞めたい」と考えていた人でも、自分の環境・悩み・心理状態を可視化することで、実は辞めたいと考えるのは漠然とした悪い思い込みが強い場合もあります。
かたや可視化した際にかなり劣悪な環境や、自分ではどうにもならない問題だとした場合「この先もずっとこの職場で働く事が可能なのか?」「この状況を抜け出すには自分が変われば解決する問題なのか?」などと客観的に自分と働く環境を見つめ直すことが可能となるためです。
そしてもう1つは、もしあなたが今の職場で働き続けることが無理と判断した場合に「一体何が自分の限界を越えていたのか?」を記録することで、次のあなたの転職に活かすことが可能となるからです。
例えば人間関係で悩む薬剤師が転職したとします。しかしそんな薬剤師でも次の職場では再度人間関係で悩んでしまうことがあるんです。この理由はなぜだと思いますか?
これは仕事を辞めれば人間関係がリセットされると考えてしまい、結局「年収」や「休み」などで次の職場を探してしまうからなんです。
しかし転職してあなたとの人間関係はリセットされるかもしれませんが、あなた自身にも問題があった場合やあなたとの他の職員の相性の問題である可能性も決して低くはありません。
ですからあなたが今まさに仕事に行きたくない感情は「次の職場では絶対に避けたい条件」であったり「自分とは合わない性格の人達」に違いありませんので、今の苦悩を紙に残して可視化し、それを次の転職に活かす必要があるんです。
この場合は仕事に行きたくない気持ちを直接的に楽にすることはないと思われるかもしれませんが、実は自分で自分をカウンセリングできる唯一のチャンスであり、想像以上の効果を発揮します。
ただしそれでも今の悩みが解決しない場合は以下に進んでください。
自分にゴールを設けてあげる
あなたが仕事に行きたくないと考える大きな原因は「今の仕事が永遠に続く」と考えているからです。
あなたは間違いなく今の職場を辞めることになるでしょう。しかし今の心情としては無意識に「今の仕事が永遠」だと考えてしまっています。
もちろん「いつ辞めようか」と常に考えている薬剤師も多いと思いますが、実際に行動に移すことができるのは随分先の話しになってしまい、結果このゴールの見えない道を「ずっと走り続ける気持ち」になってしまっているんです。
しかしこのゴールを設定することができるのはあなただけです。
ですから自分で働く期限を決めてそれを目標に仕事に向かう様にしましょう。
ただしこのデメリットが1つあります。
それは働く期限を決めることを先延ばしにしてしまうということです。
つまり「いつか辞める」「絶対に辞める」。だけど「いつ辞めるかは決めていない」と言ったことをやってしまうからです。これでは結局何もしてないのと同じになります。
ですからあなたは必ず今日中に徹夜してでも自分のゴールをいつに設定するのかを徹底的に考えてください。
しかしどれだけ考えてもそれが出来ない人もいると思いますので、代わりにゴールを設定を提案します。
明日、仕事に行ったら辞めると告げる
もし自分でゴールを設定できない場合は明日仕事に行ったらすぐに「辞める」と言いましょう。いつかではなく「明日」です。
しかしそう言うと多くの人が「でもまだ次の職場も決まってないし」「まだ考えている途中だから」と言いますが、それでも明日仕事を辞めると告げてください。
まず、すぐに辞めると言っても結局最低でも1か月は働かなくてはいけませんから、その期間に次の職場を見つけるなり他にやりたいことを探すなり、十分可能な時間です。
そしてゴールを設定できない人はいくら考えてもゴールを設定することはできません。するとあなたは永遠に「明日仕事に行きたくない」と考えなければいけません。
仕事は楽しくなくて当たり前
「明日仕事に行きたくない」の反対は「明日の仕事が楽しみで仕方がない」ではありません。
では一体何になるのでしょうか?
これは「良くもなく悪くもない普通の生活」これに尽きるものはありません。
仕事は楽しいものだと思い込んでしまうと、自分の置かれている環境のハードルを過度に上げてしまいます。ですから本来仕事は楽しいものではないと自分に言い聞かせることは大変重要です。
しかしその当たり前の生活でも自分1人の努力だけではどうにもできない場合が大半を占めるから厄介なんです。
あなたは今の職場を「心から働きたい職場」と考えていますか?むしろその逆だと思います。
つまり働きたくない職場で働き続ける、明日も仕事に行きたくない、毎日が憂鬱、もはやあなたが今の場所に居続ける意味は完全にゼロになります。
「明日仕事に行きたくない」から脱却することはそう難しいことではありません。
まずは明日、仕事を辞める旨を伝えてみましょう。