薬剤師のお金事情

薬剤師はお金持ちになるのは難しい?資産5000万円は可能!?

 

薬剤師の中でもお金持ちになりたい人は多いと思います。

ではそんな時に考えることは

「薬剤師ってお金持ちになれるのか?」

「薬剤師ってお金持ちと思われる職業なのか?」

と言う疑問ではないでしょうか。

 

そこで今回は薬剤師とお金持ちと言うテーマで考えていきたいと思います。

もし興味のある方は参考にしてみてください。

※今回は薬局経営の選択肢は排除し、あくまで勤務薬剤師の働き方として紹介していきます。

お金持ちの定義

お金持ちの定義は人それぞれです。

年収1000万円を超えればお金持ちと考える人もいるでしょうし、逆に都内に住んで結婚して子供が3人以上いる家庭であれば十分に裕福な暮らしかと言えばそうとは言えないでしょう。少なくともお金持ちの実感はないと思います。

 

つまり年収でお金持ち云々を語ってしまうと「個々の生活環境」の影響が大きすぎるために一概に定義が難しかったりします。

 

では今回お金持ちを定義する際に年収ではなく資産で考えたいと思います。

 

野村総合研究所、通称野村総研の調査によると純金融資産5000万円以上1億円未満の層を「準富裕層」と定義されているそうです。

そして富裕層は一般的に1億円以上の純金融資産を保有している世帯と定義されます。引用:LIMO

つまり準富裕層だとしても純金融資産5000万円以上となりますので今回のお金持ちの定義としては純金融資産5000万円としたいと思います。

 

では金融資産5000万円ですがこちらもかなりハードルが高いです。

例えば年収700万円の人の手取りが約515万円になりますので、仮に年収700万円の人が一切給料に手を付けずに10年間貯蓄した結果、やっと準富裕層の5000万円に到達できます。

ただ物理的に1円も給料に手を付けない事は非現実的なので、半分の年250万円貯蓄できたとすると約20年かかる方が現実的です。しかしその場合年間250万円で過ごす事になりますから毎月だと約20万円で生活することになります。

年収700万円の薬剤師が毎月20万円で生活して20年でやっと資産5000万円です。

 

薬剤師はお金持ちではない

ではここで薬剤師の年収を見ていきたいと思います。

 

まず2018年版の薬剤師平均年収は543.8万円(39歳)となっています。ちなみに薬剤師の年収が540万円だとすると手取りで約410万円です。

引用:平成29年賃金構造基本統計調査 

 

では薬剤師も含めたサラリーマン全体としての平均年収ですが、こちらは432万円となっています。引用:平成29年分民間給与実態統計調査結果

 

この平均年収だけを見ると薬剤師の給料は平均よりも100万円ほど上ではあります。

しかし薬剤師の場合は全員が「大卒」になりますが、日本中の企業を見た時には当然ながら大卒以外も含まれます。ですから同じ大卒の括りでみると薬剤師の平均年収は世間一般的な大卒と比べて少しは高めではありますが生涯年収で言えば薬剤師も非薬剤師の大卒も大差ない(むしろ薬剤師の方が生涯年収は低い場合もある)と言えるでしょう。

 

つまり薬剤師の場合、平均年収が平均よりも100万円高いからと言って薬剤師が金持ちかと言われればそんな事は全くありません。

やはり資産5000万円を築くには相当な倹約が必要となるでしょう。

ちなみに上場企業の中で年収1000万円を超える企業においてもトップのキーエンスは年収2088万円になります。

かたや一部上場企業の日本調剤薬局の平均年収は558万円(平均年齢34.9歳)です。ただしこの平均年収は非薬剤師も含まれますので薬剤師に関して言えばもう少し平均年収は上がるでしょう。それでもやはり薬剤師の職場と非薬剤師の職場では稼げるお金に大きな差が出てきます。

 

薬剤師がお金持ちになる方法

先ほど年収700万円の人が年間250万円の生活で20年かかってやっと資産が5000万円となって準富裕層と言う話しをしましたが、そもそも年収700万円の給料を20年間続けるためにはそれなりの企業のポストについて働き続けるか、大学を卒業してから高年収の薬局を探して働き続けるしかありません。

やはりネックな点は昇給が低いのが難点でしょう。

では薬剤師がお金持ちになるにはどうすればいいのでしょうか。

ここで紹介していきます。

 

高い給料を稼ぐ

現時点ではまだまだ新卒薬剤師の給料は高いです。新卒でなく経験ありの肩書になるとさらに高い給料の職場に転職が可能となります。

では資産5000万円を築く方法としては少しでも若いうちから高年収の職場で働くと言う手段があります。例えば地域を選ばなければ今でも年収800万円以上の求人を探すことも可能です。

しかしこの場合は自分の住んでいる地域、自分が仕事に通える範囲で探してしまうと一気にハードルが高くなってしまうでしょう。探すならば全国的もしくは都道府県単位で探す必要があります。

 

投資する

はっきり言って薬剤師が貯金だけで資産5000万円を築くのは相当長い年月を必要とします。しかしそれをショートカットできるのが投資です。

例えば年収600万円の薬剤師(給料はずっと固定だと仮定します)。その時の手取りが約450万円になりますので毎月20万円の支出があったとするならば貯金できる金額は年間210万円になります。

そして年間210万円を銀行に預けて5000万円たまるまでの時間ですが約24年かかります。

 

しかしこれを銀行ではなく3%の利回りが見込める投資を行うとどうなるか?

約18年に短縮されます

つまり若ければ若いうちから貯金ではなく投資を行う方がそれだけ資産を増やす事に繋がると言うことです。

ちなみに年3%の利回りを目的とするならばそこまでハイリスクな投資を行う必要はありません。

 

薬剤師や看護師と結婚する

もし自分の一人の力で資産5000万円が難しいのであればパートナーを見つけて資産を築きましょう。

一般的に薬剤師や看護師は1人でも十分な給料を貰えますが、これがダブルインカムの場合には片方の給料を丸々貯金する事も可能です。

仮に年収700万円(手取り約515万円)であるならばそれがそっくり貯金できると仮定すると10年で資産5000万円を築くことができます。

 

副業を行う

現在あらゆる企業で副業が解禁されている風潮にありますが、薬剤師も副業で資産を築くことが可能となります。

例えば平日の夜や休みの日に1~2時間のパートに出たりするだけでも、もともとの時給が高いためそれなりの金額を稼ぐ事ができます。

 

仮に週3回、2時間のパートで時給2000円だとすると

2000円×2(時間)×3(日)×4(週)=48000円

となりますのでそれを1年間続ければ年間57.6万円の収入になります。かなり副収入です。

またあなたの薬剤師としてのスキルを活かしてクラウドソーシングを利用し記事を書いて報酬を貰ったり、自らブログやアフィリエイトやYouTubeで商品を紹介したりする方法もあります。

 

薬剤師がお金持ちになるための大前提

薬剤師がお金持ちになるために資産5000万円を築くのは困難です。

今回紹介した方法でもやはりそれなりの時間と本業にプラスして自分で何かしらの行動を起こさないといけません。そう考えると看護師や薬剤師が多い婚活パーティーに出席するのが実は一番堅実だったりするのかもしれません。

 

そして今回はお金持ちの定義を資産5000万円という準富裕層に設定して話を進めてきましたが、最初に言ったようにお金持ちの基準は人それぞれだと思います。

例えば年収200万円以下のワーキングプアの独身の人が転職して年収500万円になった場合にはお金持ちとは言えないまでも、幸福度としてはかなり高い幸福度を感じるでしょうし、そもそもお金があっても使う目的がない人も多いのではないでしょうか。

ですからお金に関しては他人と比較することなく、絶対的な目線で自分の金銭感覚を持つことが大切になってきます。

ただ幸福度の話しをするとこれからの薬剤師として働く上では、正直明るい未来よりも暗雲立ち込める未来の可能性の方が高いことは間違いありません。

調剤薬局への報酬はマイナスになり、景気のいいドラッグストア業界もさらなる競争が激化しインバウンドに依存する事も厳しくなってくることでしょう。

 

そうなるとこれからの時代においてピンチなのが20代・30代で確かな昇給が見込めない給料が安い職場で働いている薬剤師です。

例えば公務員であれば将来的にも昇級や退職金を考慮すれば絶対に安泰とは言わないまでも最低限の保証はあるでしょう。かたや現時点で給料も低い民間の企業で働いている薬剤師の場合はこれから給料が右肩上がりなるとは考えられません。

 

今回紹介した薬剤師がお金持ちになる方法はベースの収入がしっかりした上で成り立つものです。投資をするにしてもそれなりの資本金がないと厳しいですし、副業するにしても本業の収入が低いままでは本末転倒です。

ですから現時点で給料の昇給が見込めない・給料が安い場合は今の時点でお金重視の職場に転職するのもいいでしょう。もちろんその際は自分の幸せの軸を何に置くかも重要になってきます。

あなたが現在職場で楽しく仕事が出来ているのであれば給料は二の次でも良いでしょうし、やりがいを感じているのであれば今の仕事に邁進すれば良いと思います。ただし給料の面に関しては常に不動であり、あなたの感情によって増えることも減ることもありません。