薬剤師が辞めたいパターン

こんな薬剤師は鉄板で転職に失敗します【原因3選】

 

ネットで「薬剤師 辞めたい」と検索すると異常な数の検索結果がヒットします。

辞めたいと考える薬剤師は決して少なくなさそうです。

 

しかしどのサイトを見ても結局は「薬剤師を辞めるな!」「職場が変われば考えも変わる」と言う意見ばかりが散見されます。もちろんこれは間違いではなく、確かに環境を変えて薬剤師を続けていると考えが変わる可能性も多々あるでしょう。

 

ただ、もしあなたが心から薬剤師を辞めたいと考えるのであれば、別に辞めてもいいのではないのでしょうか

薬剤師を辞めることは決して間違った選択肢ではありません。

薬剤師辞めたい
薬剤師免許があっても薬剤師として働く必要性はありません薬剤師を辞めたいと考えている人は無理に薬剤師として働く必要はありません。ここでは薬剤師として働きたくない人のセカンドキャリアを紹介し、より広い視野で「働く」ことについて考えていきます。...

 

しかし多くの薬剤師は薬剤師を辞めたいと考えても、再び薬剤師としての働き方を行ってしまい、結果間違った転職先に転職してまうことになりがちです。

そこで今回はどうして薬剤師を辞めたいと考える人が間違った転職先に就職してしまうのか、そしてそれをどうやって解決するのかについて紹介していきたいと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

 

薬剤師が鉄板で転職に失敗する3つの理由

薬剤師は似た職場に転職してしまう

そもそも仕事を辞めたい人は世の中にどのくらいいるのでしょうか。

これは転職サイトのアンケート結果になりますが、社会人になってから会社を辞めたいと考える人はなんと98.2%にも上るそうです。@tyape

つまり会社を辞めたいと考える感情は、働いている人であれば必然的なもの。むしろ仕事を辞めたいと考えたことがない人はかなり珍しいと言えるでしょう。

もちろんこの数字が薬剤師にも該当するのかは分かりませんが大きな違いはないと思います。

 

ただし一般企業のサラリーマンと薬剤師において決定的に違うことがあります。

それは仕事を辞めた時の次の仕事の選び方です。

 

例えば一般的なサラリーマンが仕事を辞めるとします。その人は営業職で「自分は営業には向いていない」と転職を考えるとしましょう。その時に多くの人は「営業以外」の仕事を考えるのではないでしょうか。

 

例えば給料が良いからとブルーカラーの仕事を選んだ結果、体力が持たずに1週間で辞めてしまった人は、次はなるべくホワイトカラーの事務系の仕事に就きたいと考えるのが自然な事だと思います。

 

しかしながら薬剤師の場合は「門前の調剤薬局が向いていないならばドラックストア」「ドラックストアが向いていないならば調剤薬局」と言う様に、結局薬剤師としての働き方を選び続けてしまう人がほとんどです。

つまり薬剤師は根本的な働き方を変えません。

 

薬剤師である事を強みと認識している

ではどうして薬剤師の仕事が嫌になっても、再び薬剤師として仕事を探してしまうのでしょうか。

これは多くの人が薬剤師であることが自分の強み・スキルとして認識しているからです。

 

せっかく6年間もしくは4年間も大学に通って手に入れた薬剤師免許。そして他の職種と比べても給料や様々な条件面で優遇されていると言っても過言ではない薬剤師として働くことは、もはやあなたの人生において決められたレールになっています。

ですから薬剤師を辞めることはレールの上から外れると感じてしまい、やはり薬剤師として働く選択肢を選び続けてしまうのです。

 

給料と休みだけで転職先を選んでしまう

転職先に重視する事は給料と休みであることは間違いありません。しかしこの2つだけを重視して職場を選んでしまうと大きな落とし穴に落ちてしまいます。

なぜならこの場合最も大切な職場の人間関係と業務内容を軽視しているからです。

 

おそらくあなたは頭では分かっていたとしても結局給料と休みを一番重視して決めてしまいます。なぜなら人間関係や業務内容は外からでは分からない場合が多いからです。

しかしいざ働いてみると人間関係と業務内容が合わずに、結局辞める事になるパターンは非常に多いです。

 

薬剤師が転職で失敗する可能性を1%でも低くする方法

薬剤師は向いてないので薬剤師を辞める

薬剤師を辞めたいと強く思う感情は決して「悪」ではありませんし珍しい事ではありません。むしろこれだけ多くの薬剤師がいる中で、薬剤師として働く事に対して疑問を感じながら仕事をする人も非常に多く存在します。おそらく相当数の薬剤師が自分を騙し騙し薬剤師として働いているでしょう。

 

ですからあなたが薬剤師を辞めたいと考えて他の選択肢を選ぶことは決して珍しい選択ではありません。

何も一生薬剤師として働かないと今ここで誓う必要はありません。考え方はまた変わることでしょう。ですから一度「まずは薬剤師を辞めてみる」という選択肢を選び、薬剤師ではない働き方に目を向けてみてはいかがでしょうか。

好きでもない、本来得意でもない仕事を自分の強みとして働き続けることは決して正しい選択肢とは言えません

一度薬剤師から離れてみて自分の進むべき道を方向転換してみるのもいいでしょう。

これから数十年働くわけですから数年間くらい薬剤師でない仕事にチャレンジしてみる事が結果としてあなたの運命を変えるかもしれません。

薬剤師が人と関わらないで済む職場を紹介します。
薬剤師でも人と関わらないで済む働き方を紹介薬剤師が人と関わらないで済む方法を紹介します。例えば調剤メインの介護老人保健施設や一人薬剤師の薬局や病院。また働かない選択肢を選ぶのもいいでしょう。...

 

薬剤師として自分に合わない職場を避ける

薬剤師以外の働き方にチャレンジする事は素晴らしい事だと思います。しかし薬剤師は結局薬剤師として働く人がほとんどです。

今どれだけツライ人でもきっとまた薬剤師として働く事を選ぶと思います。ですからここは考え方を変えて薬剤師として転職に失敗しない職場を探す方法を紹介します。そのポイントとしては「自分の得意な事を探すのではなく自分ができない事を避ける」ことをおすすめします。

 

例えば職場の人間関係で悩んでしまったのであればあなたの悩みは「人間関係で悩まない職場」になるでしょう。そしてもちろん給料や休みも放棄できない条件としてあると思います。

この場合には提示された給料や休みに問題がなければ実際に職場を見学させてもらい、職場の雰囲気を肌で感じる必要があります。

その際に比較的人間関係が良好な職場はこちらでも詳しく紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

薬剤師転職
「この薬局で働くのは限界」と感じている薬剤師は絶対に読んでください転職しても人間関係で悩んでしまう薬剤師は多いですが実はその理由は必然になります。それはあなたが必要とされていない人間だからです。ですからあなたがやるべきことはあなたが必要とされる職場に転職する方法です。具体的にその方法を紹介します。...

 

また人間関係にどうしても自身が持てない人は取りあえず「パート薬剤師」として働く事もおすすめです。特に男性はパートへのハードルが高いかもしれませんが、今の時代その様な事もありませんので一度パートから入ってみるのもいいでしょう。

男性がパート薬剤師で働くという事
男性薬剤師がパートで働くために選ぶべき薬局の2つの条件 パートは女性薬剤師がなるもので男性薬剤師のパートは少数派のイメージが強いと思います。 実際に調剤薬局に勤めている女性のパー...

 

そして一番重要な事は「給料」「休み」「人間関係」の平均点を過度に求めてはいけないという事です。

多くの薬剤師がこのバランスを追求して転職先を探してしまいますが、本来ならばあなたが最も避けるべき事を1位に持ってきて、あとは優先順位を付けて職場を探さないといけません。

転職に失敗した薬剤師がやるべきこと
転職に失敗した薬剤師のこれからの戦略転職に失敗した薬剤師が「転職したばかりで辞めれない」「また同じ様に転職に失敗してしまうのではないか」と自分を追い込んでしまっているケースが多いです。 では転職に失敗してしまった薬剤師は今どうすべきなのか?そしてもし転職するならば何を基準に転職先を選べば二度と転職に失敗しないで済むのかと言うことについて紹介していきたいと思います。...

 

とにもかくにも転職の失敗のリスクを恐れて準備する事は決して悪い事ではありません。逆に一番問題な事は失敗のリスクを恐れて現状維持を選択してしまう事です。

転職の失敗リスクを最低限に抑える事は努力次第で可能になります。もしそれでもやはり薬剤師が無理だと言う時は他の働き方まで視野を広めて考えてみてはいかがでしょうか。